韓国の10月鉱工業生産は予想外のマイナス、景気回復ペースに懸念(ロイター)
韓国経済は危機状況 来年も景気不振続く=企業調査(聯合ニュース)
韓国統計局が発表した10月の鉱工業生産指数は、季節調整済みで前月比1.6%低下した。上昇予想に反してマイナスとなり、景気回復のペースに懸念が広がった。9月の指数も速報値の0.1%上昇から、横ばいに下方修正された。

ロイターがまとめた予想中央値は0.8%上昇だった。

企画財政省の高官はロイターに対し、「景気回復が全般的に腰折れしたと判断するのは難しい。全産業の年率での伸びは3カ月連続でプラスを維持している」と指摘。「ただ、回復の勢いが弱まったとの懸念は抱いている」と述べた。

前年比では3.2%低下。9月の改定値は1.9%上昇、ロイター調査による予想中央値は0.6%低下だった。
(引用ここまで)
日本経団連に当たる韓国の全国経済人連合会(全経連)は30日、先月に売上高上位600社のうち329社を対象に来年の経営環境を調べた結果、81.6%が最近の経済状況を韓国の製造業と輸出の構造的な危機であると回答したと明らかにした。

 対外環境の変化による一時的な危機(16.5%)、または景気回復に支障はない(1.3%)との意見は17.8%にすぎなかった。
(引用ここまで)

 先月末発表だった鉱工業生産はネガティブサプライズの-1.6%。
 9月も0.1%の上昇だったものが成長なしに下方修正。その前の8月の数値がリーマンショック以来の下げ幅となる-3.8%だったので、そこから上昇することなく下落し続けているという状況。

 利下げで不動産が少し活気づいているということで、製造業とサービス業すべてを含んだ全体指数はほんのちょっとですが上がっているってことらしいですが。
 韓国の経済は外需に偏っているので、製造業が奮わないかぎり全体もダメなままなのですよ。

 で、全経連のアンケートは「韓国の製造業と輸出の構造的な危機である」という認識を持っている会社が81.6%。
 おや、意外なほどに認識できていますね、現状が。さすが現場にいるだけのことはありますか。
 韓国政府は上の鉱工業生産の数値を見ても「全体はまだ伸びている」みたいな発言をしていて「あーあ、景気対策に本腰は入れられないか」とか思っていたのですが。
 ただ、認識できてはいても、対策ができるというわけではないのが難点。

 ここまできてしまったのは韓国経済の持っている構造的な問題ですからね。
 「構造」というものは自分たちでそう培ってきたものですから、壊すにも壊しようがない。壊してしまったら、全体が崩壊しかねないわけです。

 中二っぽい言いかたをするのであれば「創造的破壊者」がいないとどうにもならない状況なんですけども。
 そんな人間を輩出したことがない民族ですからね。
 ま、無理。
 でもってさらに韓国は人口ボーナスともあと1ヶ月弱でお別れですよ。せいぜい、別れを惜しんでおくとよいと思いますわ。

暗雲 韓国 週刊エコノミストebooks
桐山 友一
毎日新聞社
2014-09-26