サムスンのスマホ 下降傾向の世界シェア 「大手術」で生まれ変わるか=中国メディア(サーチナ)
 また14年4月に発売されたサムスンのフラッグシップスマホ「Galaxy S5」は発売後3カ月間の販売台数が1200万台にとどまり、3カ月間で1600万台を販売した「Galaxy S4」に比べて販売数が伸びていないことを紹介。「さらに悪いことに、サムスンはGalaxy S5の販売予測を楽観的に見積もっていたため、生産台数を20%増加させており、大量の在庫を抱えてしまっている」と論じた。
(引用ここまで)

 昨日、ちょっと書いたGalaxy S5が大量在庫となっているというお話。
 全世界でも引用したような状況。
 日本でも5月で発売されたものが10月の時点でパチもん屋のイオシスに流されるという時点でお察しください。

LTE/WiMAX 2+対応のGALAXY S5が税込39,800円で販売中(AKIBA PC-Hotline)

 それに加えて、なぜサムスン電子がスマートフォンで没落しつつあるかの解説をしようかなと。

 まず、Galaxy S5はAPのスペックとかはともかく、基本的にできることというのがS4となにも変わっていないのですよね。
 Galaxy S5は、よく言えば「正統進化」、悪く言えば「代わり映えしない」。
 ま、S3→S4の時点でもうすでに「ギミックしか変わっていない」ということは言われていたのですが。
 その後継機が「正統進化」しているのですから、2年前の製品とまったく代わり映えしていないといってもいいでしょう。

 というかAP(アプリケーションプロセッサ≒CPU+GPU)とソフトウェアがワンセットで売られている現状では、もはやスペックでは差別化できないのですよ。中国では「靴屋でも明日からスマートフォン製造ができる」とか言われているレベルです。
 なのでサムスン電子は差別化を図ろうと、ちょっとだけ変わった製品を出したりしているわけですね。

 曲面ディスプレイを採用したGalaxy ROUND。
Galaxyround

 側面にメニューがあるGalaxy Note Edge。
galaxy note edge


 ……。
 ユーザーにとってはそれでどんな体験ができるか、いわゆる『UX』だけが大切なのですが、それがまったく考慮されていない。
 とりあえずできるからやってみたっていうだけの、価値がない製品ですね。
 「有機ELは曲げやすいので曲げてみました」っていう。

 かつて日本製品をガラパゴスと揶揄されていた時代がありましたが、それ以下ですわ。
 日本製品は日本人に使いやすいように独自の進化を遂げていたからこそ「ガラパゴス化」していたのですが、それが悪のようにいわれていましたよね。

 で、それを大量生産できるグローバルモデルで駆逐したのがサムスン電子で、部品を内製でき、かつスケールメリットで圧倒した……と。

 それがほんの数年でシャオミやMicromaxが逆転するほどにシェアを得た。その理由がローカルな要望に応えたこと。
 逆にガラパゴス化こそが躍進の鍵だったのですよ。
 日本のやっていたことは早すぎたということなのでしょうね。
 まあ、シャオミやMicromaxに関しては10億人以上になる国別人口によるスケールメリットも考慮にいれなければいけないでしょうけども。