閉塞感広がる韓国社会 - 「分水嶺の韓国」を木村幹教授と読む(1) - (日経ビジネス)

 今回の鈴置氏のコラムはキムカンこと木村幹教授との対談です。

木村:2014年9月、高麗大学で1カ月間教えました。「韓国の早稲田」と言われる私立の名門校です。韓国の大学からは時々、講義を頼まれるのですが、以前と比べ、学生に元気がなくなったとの印象を強く持ちました。ひとことで言えば、閉塞感が漂っているのです。

 直接的な原因は卒業しても職に就けないことです。高麗大学は大規模の大学の中では一番就職率が高いのですが、それでも70%に達しません。非正規職を入れてです。3分の1弱の学生に職がないのです。 (中略)

 韓国の若者は「脱出口をどこにも見いだせない」状況に陥っています。だから強い「閉塞感」を抱いているのです。 (中略)

木村:韓国は大きく、強くなりました。しかし「突破口が見いだせない」という、これまで経験しなかった悩みに直面しているのです。
(引用ここまで)

 ここから「これまでは日本を追いかけていればよかったのに、目標を失った。それどころか中国をはじめとして追いかけられていて、追い抜かれることが確定している」となりまして。
 そんな閉塞感にまみれた韓国社会がどうなるかというと……
鈴置:木村先生と同じ時期に訪韓し、韓国の記者から「閉塞感の蔓延した韓国」を聞いた日本の専門家がいます。韓国記者は「この重苦しさを振り払うために、韓国人は攻撃的になるだろう」と予測したそうです。
(引用ここまで)

 これ、感じています。
 楽韓Webはもうかれこれ12年ほど継続して作られているコンテンツですが、2000年代、特に後半はもうちょっと韓国社会に余裕があったのです。
 それがここ1年半くらい、韓国において攻撃性が増した……というか、各方面に対して言いがかりの度合いが増しているのですよ。これは対日というだけではなく。
 対米、対北、そして韓国国内でもより攻撃的になっている印象があるのですよね。

 時期的にはパク・クネが大統領に就任してからこっちってイメージなのですが、実際にはそれ以前からなのでしょう。
 若年層がパク・クネの当選でいろんなことを諦めたという感じになっているので、そこから若年層が攻撃的になっている部分が目立つのかもしれません。

 今後、韓国社会がどうなっていくかという形で対談が続くと思います。ちょっと楽しみですね。