韓国型機動ヘリ「スリオン」 核心装置技術を移転できず国産化失敗(1) (2) - (中央日報)

韓国型機動ヘリコプター「スリオン」の動力伝達装置の国産化失敗による直接的な国富損失は5000億ウォン(約540億円)にのぼる。独自の技術による国 産ヘリコプターの開発、12兆ウォンの経済的効果という青写真も水の泡となる状況だ。監査院が強力な調査と違約金を検討するのもこのためだ。

業界によると、現在まで製作された「スリオン」は24機。防衛事業庁は2020年までに計240機の「スリオン」を生産する予定だ。最近締結された2次契約66機を含めると、残余機数は150機にのぼる。

今まで「スリオン」に供給された動力伝達装置はすべてエアバスヘリコプターが納品したものだ。匿名を求めた業界関係者は「スリオンの動力伝達装置は1機当 たり21億ウォン」とし、「国産化の失敗で計5000億ウォンにのぼる資金をエアバスヘリコプターに支払うことになる」と話した。

国産化失敗の原因について、韓国航空宇宙産業(KAI)は監査院の調査が進行中という理由で立場表明を拒否した。しかし技術移転契約の当事者、エアバスヘ リコプターとS&T重工業は激しく対立している。S&T重工業は「初期契約段階からスリオンの国産化は不可能だった」と主張した。動力伝達装置に必要な 450個余りの部品のうち「国産化」対象は当初30%(134個)にすぎなかったということだ。 (中略)

S&T重工業側はエアバスヘリコプターの故意的な技術移転遅延を疑っている。会社関係者は「公文書を送って回答を受けるのに1年以上かかり、設計図面が随時変化したり、以前になかった品質認証手続きが生じ、開発期間が延びるしかなかった」と述べた。

さらに今まで開発が完了した部品は80個余りだが、うち18個は監査院の調査が始まりながらエアバスヘリコプターが一斉に開発完了を承認したという説明 だ。さらに開発された部品までも納品できずにいる。S&T重工業は「エアバスヘリコプターから『当初契約した134個の部品を100%開発完了しなければ 一つの部品も受けることはできない』と話しているため」と明らかにした。S&T重工業とエアバスヘリコプターの間の契約書には、部品供給のための量産基準 は含まれていない状態だ。 (中略)

S&T重工業は「エアバスヘリコプター側が違約金として約100億ウォンを出さなければいけないという話を聞いた」とし「もし監査院がKAIに違約金を科す場合、エアバスヘリコプターを通じて結局は我々が違約金を支払わなければいけない構造であり、納得しがたい」と訴えた。
(引用ここまで・太字引用者)

 前回の記事も含めてどうにか全容が見えてきたかなー。

  • スリオンの動力伝達装置は約450個の部品から構成されている。
  • そのうちS&Tにライセンス生産が許諾されたのは134個だけ。
  • 実際に量産できた部品は80個あまり。
  • エアバスヘリコプターはすべての部品が開発できなければ納入を許さないと宣言。
  • これまでスリオンに納入できた部品はゼロ。
  • S&Tから質問を出しても回答まで1年かかる例もあった。
  • 部品供給のための量産基準は契約書に記されていない。

 なんだ、フランス側にしてやられただけじゃないですか。
 いつものフランス人というべきか。

 以前も韓国は「最新鋭の火力発電所」をフランスから導入して、数百億円費やした結果、稼働率が1%未満であったりしました。
 KTXもいってみれば型落ちの動力集中式の型落ちTGVを譲ってあげただけ。

 でもまあ、エアバスヘリコプターからの動力伝達装置を使っている現行品は、現場兵士からしてみたら安心して乗ることができるっていうことができるかもしれませんね。
 ユーロパワーパックを搭載している初期生産分のK-2戦車と一緒で。

 もっともすでにスリオンでも部品の証明書偽造は行われているので、動力伝達装置だけが安心でも意味ないのですけどね(笑)。