KF16性能改良、ロッキード・マーチンに事業者変更へ(朝鮮日報)
 業者からの追加の支払い要求などで問題が表面化した韓国空軍の主力戦闘機KF16の性能改良事業について、防衛事業庁は契約業者をこれまでのBAEシステムから米国ロッキード・マーチン社に変更する方針を定め、17日の防衛事業推進委員会に報告したことを明らかにした。KF16性能改良事業は現在空軍の主力戦闘機となっている134機のKF16を対象に、同機に搭載されているレーダーやコンピューター、兵器システムなどを改良する事業で、1兆7500億ウォン(約1900億円)の予算がすでに配分されている。 (中略)

 この問題について防衛事業庁の関係者は「業者の変更に関する最終決定は、米国政府から送られる購買受諾書(LOA)の総額を確認した上で、防衛事業推進委員会による審議と調整を経て来年中に確定する予定だ」と説明した。ただ防衛事業庁はすでに初期費用としてBAEシステムに600億ウォン(約65億円)以上を支払っているため、これを回収することが大きな課題として残る。しかしBAEシステムはこの資金について「韓国政府に返還することはできない」として米国の裁判所に訴えを起こしており、また韓国政府もこれに対抗する訴訟を準備している。もし今後600億ウォンのうち一部でも返還されないことになった場合、国庫の損失に対する責任問題も浮上する見通しだ。
(引用ここまで)

 BAEとの契約を破棄して、ロッキード・マーチンにKF-16の近代化改修を依頼しようという話になっていたのが本決まり。
 でも、BAEに支払った手付け金がどうなっているのかでもめそう。
 さらにいうのであれば、BAEには2機だったかのKF-16がすでに近代化改修でいっているはずなのですよね。
 手付けを返せというのならこれをばらして売るくらいのことやりそうですが。

 でもってロッキード・マーチンに決まったとありますが。
 そもそもの作業遅延による追加金を出してくれというのがこの話の発端なのですよ。
 で、その主体はBAEだけじゃなくてアメリカ政府も言っている……というか、BAEは「うちの問題じゃなくてアメリカ政府の問題で生じたのだから、話はあっちとつけてくれ」と言っているのです。

 たとえ作業の主体をロッキード・マーチンに移したところで、アメリカ政府の言い分というのは変わらないんじゃないかと思うんですけどね。
 遅延に対する追加要求っていうのはありがちなことなので、受けてとっとと近代化改修を終わらせたほうがよかったんじゃないかと。
 それにBAEと感情的な軋轢を生じてロッキード・マーチンに移ったのですから事情を知っている向こうだって絶対に足下を見てくると思うのですが。

 近代化改修作業をできる会社がこの2社以外にもあるというのであれば別でしょうが。
 どう考えても作業は遅れるし、全体の金額も膨れ上がると思うんだよなぁ。F-4/F-5が老朽化が原因で墜落している現状を考えたら、KF-16の近代化改修こそがもっとも必要なものだって気がしているのだけども。
 ま、F-15Kさえあればいいってことなんでしょうかね。