中国ベンチャーの3万円台スマホ、韓国最高級品と同レベル(朝鮮日報)
韓国の主力輸出品目、中国猛追が脅威に(朝鮮日報)
韓国企業、中国でシェア急低下(朝鮮日報)
日本人専門家「韓国の大手企業は安易に中国進出」(朝鮮日報)

 「OnePlus One(ワンプラスワン)」は今年5月、中国の新設ベンチャー企業「OnePlus」が初めて発売したスマートフォン(多機能携帯電 話端末)だ。価格は35万ウォン(約3万6000円)程度と、サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS5」(販売価格89万ウォン=約9万2000 円)の半分以下だ。だが、韓国スマートフォンメーカーのハードウェア開発責任者の助力を得てこの製品を分解し、テストしたところ、品質や性能は韓国最高級 スマートフォンのギャラクシーS5やLG電子の「G3」に全く劣らないことが分かった。 (中略)

 性能も韓国の製品に負けていない。2種類のスマートフォン性能評価プログラムを10回以上繰り返して実施した結果、ギャラクシーS5とほぼ同等の性能を 示した。製品テストに参加した専門家は「設立から1年もたっていない会社がこれほどレベルの高い製品を出すとは驚きだ。高級部品を使いながらも価格を35 万ウォンに抑えているのだから、韓国企業が価格面で太刀打ちするのは厳しそうだ」と話している。
(引用ここまで)
 韓国が現在世界首位に立っている品目も中国勢に脅かされている。12年に韓国がシェア首位だった64品目のうち、中国がシェア2位に付けているのは12 品目で、米国(8品目)、ドイツ・日本(いずれも6品目)を上回っている。業界では「このままでは数年で韓国のシェア首位品目は半減する可能性が高い」と 話した。
(引用ここまで)
 デロイト・コンサルティングのキム・ギョンジュン代表は「格力、美的など地場8社と三菱電機など日本メーカー2社がエアコン市場の10位までを占める 中、サムスン電子とLG電子がいずれも10位圏内にも入れないのは、韓国の大企業の中国市場攻略が大きく誤っていたことの反証だ」と指摘した。
(引用ここまで)
「韓国企業は基本的に技術力が弱い。それなのに、中国への生産拠点切り替えが早すぎた。2000年以降、技術を重視する日本経済とは次第に距離を置き、技術より安価な大量生産を重視した」 (中略)

 日本を代表する民間研究所、日本総合研究所の向山英彦上席主任研究員も「中国の台頭は日本よりも韓国にとって脅威だ。韓国企業が生き残るには、中国が作れない付加価値の高い製品を作らなければならないが、現在はそうした様子が見られない」と述べた。

 その上で、向山研究員は「日本企業はかなり以前から中国の台頭に備えてきた」と指摘した。例えば、自動車ブランド「スバル」を製造する富士重工業は世界におけるシェアが1%余りだが、水平対向エンジンや自動衝突防止システムなど独自の技術で高い収益性を維持している。向山研究員は「もともと戦闘機を作っ ていた富士重工業は技術蓄積がうまくできている会社だ。韓国企業は比較的こうした技術蓄積に弱く、新たな付加価値のある製品を作って危機を脱するのは容易 でない」としている。
(引用ここまで)

 以前から楽韓Webでも言ってきた「韓国ができることは中国にもできる」というイシューが極まっているという朝鮮日報の特集。いわく「チャイナショック」と。
 正直、なにをいまさらって話なんですけどね。

 以前から中国は「世界の工場」に終わることなく、中国に参入してきた各企業のノウハウを受け入れることに貪欲でした。
 「最新機種の工場であれば建ててもいい」みたいなものからはじまって、ハニートラップがらみのものやらなんやら。
 その目的がどういうものであるか分析しようと思えば、誰だって予想のついた話ですよ。うちですらそうなのですから、専門家から見たら火を見るよりも明らかな事態だったのでしょう。

 日本みたいな最先端の技術や超絶技巧の必要とされるものはともかく、材料と工作機械さえあればできるものでならばなんでもできてしまう。
 先端ではないにしてもそれなりに先頭集団を構成する科学立国として、中国は少なくとも今世紀前半を過ごすでしょうね。

 韓国でも材料・中間材が作れるようになってきたというような話は出てきましたが、そのレベルであれば中国でも同じようにできるのです。
 自国でより安く作れるのですから、韓国から輸入する意味なんてありませんね。
 それがありとあらゆる分野で起きているのが、チャイナショック。

 簡単に言えば、これまでの韓国の立場に中国が入れ替わろうとしているということです。
 部材等の流れが「日本→韓国→中国」だったものが、「日本→中国」となったり、下手をすると中国国内で完結するようになっています。

 まあ、それにしてもスマホがこれほど早いタイミングで、組み立て工程だけで作れるようになってしまうとは思いませんでしたが。
 あと2年くらいはまだ先行者利益があるジャンルだと思っていたのですよね。ちょっと読みが甘かった。

中国汚染の真相 (中経出版)
富坂 聰
KADOKAWA / 中経出版
2014-08-25