【BOOK】日帝が朝鮮人の科学教育を妨げた理由は(中央日報)

日本の科学の発展も、西欧の後を追っていち早く固めた土壌の上で可能だった。アジア帝国を熱望した日本は、軍需産業の発展のために科学研究に拍車を加え た。人的ネットワークが不足していたためにアインシュタイン・ボーア・ハイゼンベルクなど当代最高の科学者を日本に招いた。同時に数多くの若い科学者を世 界の有数の研究機関に送った。このような努力は1949年に湯川秀樹が日本で初めてノーベル物理学賞を受賞する成果としてあらわれた。

一方、科学文明を夢見た日帝の朝鮮人らの努力は凄惨に踏みにじられた。日帝は朝鮮人の科学技術教育と高等教育を徹底的に押さえ込んだ。日帝時代に科学教育 に努めたキム・ヨングァンは日帝の弾圧の中で獄中生活を経験した後、寂しい余生を送った。1946年、日本物理学会創立当時の登録会員数は2293人であ る一方、解放前に物理学論文を発表した朝鮮人は4人に過ぎなかった。科学は少なくとも朝鮮人にとっては、無情な存在だった。
(引用ここまで)

 以前にうちでハンギョレの韓国語版を翻訳したのと同じ本の書評。
 今度こそ「な……なんだってーっ!」だけで終わらせようかと思ったのですが、それもアレなので。

 別にこれは韓国人に限らないことなのですけども。
 人間が自分の想定している評価を得られないときに、その原因を外部に求めることがままあります。
 ていどの差こそあれこれを読んでいるかたにも、うちにもあることでしょう。
 心理学でいうところの「防衛機制」というやつですね。心の均衡を得るために「いや、悪いのは○○だ」と思うことで「合理化」をしているのです。

 根拠は不明ですが、韓国人は自らが優秀な民族であると思いこんでいます。
 「我々には一騎当千の遺伝子がある」とか、その典型ですね。U-17の女子ワールドカップで優勝して、いきなり優勝パレードしちゃうなんていうのも同じかな。
 その「優秀さ」を否定されるようなことがあると、外部に理由を求めます。「本当だったら実力があるのに、それを発揮できていないだけ。それには理由があるはずだ」と。

 で、その外部の理由として都合がいいのが「日帝」です。
 日帝が龍脈に杭を打ちこんだ。
 日帝がなければ韓国は経済成長できていた。
 で、「ノーベル賞が取れないのは日帝のせい」ときたのです。

 事実はどうであれ、韓国人の気持ちにすぽっとハマるのです。
 「日本に支配されていなければ、韓国人はもっと偉大になれていた」という言説は。
 こんなところから抜け出して物理学の論文を書ける人物を輩出できるようになったという事実が、なにを現しているのか理解できるようになればいいのですけどね。
 「中国文明はすべてが素晴らしい、西洋人は禽獣のごとし」なんて教科書に書いていたところから、たったの35年。
 わずか1世代半で。
 世界にも類を見ない苛烈な植民地支配とやらだったのに、大学で論文が書けるようになっていたという現実を。

 ちなみに在日認定もこのラインをまったく同じようになぞっているのですけど、やっている人間はそれを理解できていないようです。
 同様に「日帝のせいにしてしまっている」ことも理解できないでしょうね。
 なぜって、理解してしまったら心の均衡が破綻してしまうからです。