日本の無力化狙う韓国の「衛星外交」  「分水嶺の韓国」を木村幹教授と読む(4) - (日経ビジネスオンライン)

――11月の中韓首脳会談で「離米従中」の度を韓国が強めた、という印象は持ちませんでしたが……。

鈴置:日本人には誤解があります。まず「日中首脳会談の決定で韓国が焦った」第1幕の部分を重く見てしまっている。

 半面、第2幕の“マフラーのプレゼント”――中韓FTAが持つ政治的な意味合いには、さほど注目しなかった(「中国の掌の上で踊り出した韓国」参照)。

 それに加え、11月13日にミャンマーで朴槿恵大統領が日中韓の首脳会談を呼びかけたものですから「韓国は孤立を恐れ、苦し紛れの作戦に出てきたぞ」と見なしてしまったのです。

 11月14日の夕刊フジの1面トップの見出し「朴大統領 会談したい 安倍に無条件降伏」が、その見方の象徴です。

木村:日中韓首脳会談の呼び掛けは、韓国が白旗を掲げたことを意味しません。3カ国首脳会談の形であれば、朴槿恵大統領は習近平主席と共同戦線を組んで、安倍首相を包囲できるのです。

 もちろんオバマ大統領とは異なって、習近平主席は「日本と仲良くしろ」などと言うはずがない。だからこそ朴槿恵大統領にとっては、習近平主席は一番頼りがいのある存在なのです。

――ではなぜ、朴槿恵大統領は「日中」が開かれた直後に「日中韓」と言い出したのでしょう。

鈴置:「日中韓」は「日中」よりも先に開けなかったということでしょう。韓国は中国の顔色を見て動きます。

 韓国が日中韓3カ国首脳会談の幹事国ですが、習近平主席が安倍首相と会う前に「日中韓」を開こうとは言い出せなかったのです。

 そんな提案をすれば中国から「我が国は日本を苛めている最中だ。それなのに『安倍と会え』とは、お前は日本の回し者か」と怒られるのは目に見えていました。

 「日韓」も同じことです。「日中」が開かれることが判明する前のことです。韓国人に以下のように聞いてみました。

 「仮に安倍首相が慰安婦問題で韓国の要求をすべて受け入れたとして、日韓首脳会談に応じることができますか。習近平主席よりも先に、朴槿恵大統領が安倍首相に会っていいのですか」。

 するとほとんどの韓国の識者が「確かに今の段階で『日韓』は難しいでしょうね。中国から許しは出ないでしょうから」と答えたのです。
(引用ここまで)
 鈴置氏と木村教授の対談最終回。

 なるほど、この視点は楽韓Webにはありませんでした。
 パク・クネが苦し紛れに三者会談を提唱したという見方をしていましたね。

 三者会談で「中国さま」の力を借りて日本を吊しあげようという考え、か。
 日本人の中からはなかなか生じてこない考えかたですね。
 1000年以上にわたる生粋の属国根性があるからこそ思いつけるというべきか。

 米韓会談で延々と日本のことを話していたノ・ムヒョンのことを考えれば、いわば「ジャイアンにすがりつくスネ夫」的なやりかたは充分にありえると思い至ったはずなのですが。

 問題は日本は韓国はもとより、中国になにを言われようとも関係ないってとこですか。
 この記事では「衛正斥邪」という韓国の言葉になぞらえていますが、パク・クネの理解できないところはこのあたりですかね。
 これで日本をなんとかできると思っている。
 就任当初から「1000年経っても韓国は被害者だ」等々の「日本は敵だ」という宣言があったので、別にいまさら韓国から離れられようとも「……で?」っていうだけなのですよね。
 明治時代なら日本だけで対処しなければならないということから、地政学的に大きな意味を持っていたのですが。
 現状は違うもんなぁ……。

 「親しみを感じない」という言いかたではありますが、もはや日本人の80%が中国に対して反感を持ち、2/3が韓国に反感を持っている。
 安倍政権が外交で中韓を叩いたとしても、それは日本国民の裏書きのあるものなのですよ。
 日本側が中韓の不条理な要求を受け流しても、中韓以外どこも痛まない。

 まあでも、韓国は「中国さまの言うことを聞こうとしないバカがいますよ!」という形で得点できているつもりだからそれでもいいのか。
 属国根性まで計算に入れて外交しなくちゃいけないのも大変だ。