韓国、景気回復のため仮釈放? 服役中の財閥トップを(共同通信)
「企業家の仮釈放を」 経済副首相が朴大統領に建議(朝鮮日報)
青瓦台「仮釈放は法務長官固有の権限」(中央日報)

 韓国のチェ・ギョンファン経済副首相兼企画財政部(省に相当、以下同じ)長官と与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン) 代表が24日、経済危機の克服に向け、収監中の企業家を仮釈放すべきだとの立場を明らかにした。特に、チェ副首相は朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に企業家 の仮釈放を建議したことを明かし、朴大統領の対応が注目される。

 金代表は本紙の電話取材に対し「経済危機の中で企業の投資を決定できるのは総帥だけだ。危機克服に向けた一つの策として、企業家の赦免や仮釈放を検討す べきだ」と述べた。また、大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が自社機内で客室乗務員のナッツの出し方に激怒し、機内サービスの責任者を降ろして 離陸を遅らせた、いわゆる「ナッツリターン」事件のあおりで企業家の仮釈放などが難しくなっているとの指摘については「二つは別の問題。処罰されるべきと ころはされるべきだが、(収監期間が)長い人は出てきて仕事すべきではないのか」と話した。 (中略)

 仮釈放は刑期の3分の1以上を務めた人を条件付きで釈放する制度。企業の総帥のうちでは、横領や背任の罪で懲役刑が確定し、刑期の半分近くを務めた崔泰 源(チェ・テウォン)SKグループ会長が該当する。横領や脱税の罪で起訴された李在賢(イ・ジェヒョン)CJグループ会長については、大法院(最高裁判所 に相当)で裁判が進められている。
(引用ここまで)

 韓国に新たな経済政策。

 「財閥トップを仮釈放して現場に再投入」

 ……まあ、前からいろいろ言われていたのですけどね。

パク・クネの「経済民主化」で実刑判決を受けていた財界人に不況を立て直すための恩赦の兆し
レイムダック状態のパク・クネ、やるべきことはひとつ「財閥会長への恩赦」


 上のエントリを書いた9月頃に財務大臣相当の人間からそういう話が出て、財界かもらそういったリクエストが出るようになりまして。
 んで、それを受けてマスコミも11月くらいから「財閥トップを釈放しろ」と言い出してきたのが下のエントリ。

 つまり、いわゆる「上下葛藤を解消する」というお題目、「経済を民主化する」というお題目を抱えて大統領に当選したパク・クネ政権が唯一やってきた財閥叩きをやめろという話なのですね。
 それが政権内部から出てきて、マスコミも財界も諸手を挙げて歓迎。
 「やっぱり韓国は財閥トップによる采配なしでは二進も三進も行かない」のであると。

 あの頑固一徹で頑ななパク・クネがそれを認めるかどうか、かなり疑問です。
 パク・クネにとってはありがたいことにナッツリターン騒動で、仮釈放しなくともいいという雰囲気になっていますし。
 おそらくはないんじゃないかなぁ……。

 イ・ミョンバク政権は「パク・クネは特赦を出さない!」ってあせりまくって、自分の政権末期に駆け込みで実兄以外の側近を特赦で釈放していましたね
 パク・クネには自分の実績を否定させないという、頑なさだけはありますからね。
 それ以外にはなにもないといっても過言ではないほどです。
 というわけで、おそらくやらないと思われます。
 どうしようもなくなって仮釈放なり特赦なりをするようになったら、それは本当に韓国経済が追いこまれているというサインなのでしょうね。 

違法弁護 (講談社文庫)
中嶋博行
講談社
2012-12-03