気づいた時は借金地獄…これが韓国「スチューデントプア」の実態、「金さん」と「金博士」では雲泥の差に(産経新聞WEST)

  在学中、公務員試験専門学校の授業料と教材費のため消費者金融から高金利で計約100万ウォン(約11万円)を借りた。しかし3年連続で公務員試験に失 敗。結果的に計約3千万ウォン(約330万円)の借金が残った。公務員になれず、今の会社で働きながら、退社後はアルバイトもして借金を返す身だ。「いつ になったら月給を全額手にすることができるのか」とぼやいている。

 朝鮮日報によると、20代の大学生や公務員試験の専門学校生、職業訓練機関の受講生ら計約316万人のうち、中間レベルの月収入の半分にも満たない約106万ウォン(約11万6千円)未満の「スチューデントプア」と呼ばれる貧困学生が約34万人いるという。 (中略)

 日本ではどうか。就活の学生を支援する全国大学生協協同組合連合会の担当者は「就活のためのスキルアップで、将来返済に困るほど借金をする学生は聞いた ことがない」と語る。貧富の差はあっても、日本の就活生はアルバイトで稼いだ金を交通費や宿泊費に充てる程度。面接重視の企業が多い中、基本的な能力が身 についていれば、大企業に入れるチャンスはあると指摘する。 (中略)

 なぜ、韓国の学生たちが借金をしてまで大企業を目指すのか。韓国出身の評論家で拓殖大の呉善花教授はこう指摘する。

 「韓国人は周りからどう見られるかという体面を重視する。大企業に入れば結婚相手も見つけやすく、待遇もいいので周りから持ち上げられ、人生の勝ち組になった気になれる」

 今の韓国は就職しても貧困から抜け出せない。それが社会不安を募らせる。

 韓国の就業ポータルサイトによると、四年制大学の在学生は2012年は210万人。05年の約186万人から約24万人増えた。ただ、その間、上場企業の新入社員の採用規模は9千人しか増えていない。大企業への狭い道に、多くの若者が殺到しているのが現状だ。
(引用ここまで)

 以前にも履歴書のスペックを埋めるためだけに留学したりなんだりを繰り返している学生のことが報じられていましたが。
 そこまでやっても大企業に就職できるかどうかは分からない。
 韓国の企業側も現状がいいとは考えていなくて、「スペックを埋めるのではなくて、それぞれの特技・特性を見ている」という話はしているのですが。
 学生側がそんな話を信じるわけもなく。

 授業料だけじゃなくて、語学習得費用やらなんやらの追加学習。そして留学、さらには整形と。
 大企業(もしくは公務員)の一員になれるかどうかは完全に人生の岐路となってしまうのです。
 日本もそういう傾向にありますが、まだ逆転は可能な社会ですし、力のある中小企業なんていくらでもある。
 多様性が本当に少ないのですよ、韓国は。

 一定以上の頭脳の人間は誰も彼もが医者を志望する。
 そうでなければ大企業に就職するか、公務員になることが夢。
 30代バリバリのはずの物理学者までも公務員だから街路清掃人のほうがいいと応募する(そして体力が足りないと落とされる)。

 一般人が人間的な生活をできるのはここまで。
 あとは財閥の子女として生まれないかぎり無理ゲー。
 勉強ができない人間が逆転するにはスポーツ選手として大成するくらいしかない。
 そのスポーツ選手としてオリンピックで金メダルが取れるレベルの選手でも連盟のお偉いさんの気分を損ねたら報奨金がもらえない

 高等教育っていうのは本来、それを修めたらそれなりの収入が確約されるというものだったはずなのですが。
 そりゃま、教育資金が高騰しすぎて出生率の低下すら起こすわけですよ……。