サムスン電子、10−12月期の営業利益は5.2兆…前期比28%増(中央日報)
サムスン電子は8日の暫定実績発表を通じて、昨年10−12月期の売り上げは52兆ウォン(約5兆6500億円)、営業利益5兆2000億ウォンを記録したと発表した。

昨年同期に比べ売り上げは12.28%、営業利益は37.42%減った。ただしアーニングショックで市場に衝撃を与えた昨年7−9月期と比べると、それぞれ9.59%、28.08%増加した。

サムスン電子の昨年の全体売上額は205兆4800億ウォンであることが集計された。これは2013年(228兆6900億ウォン)に比べて10.15%減少したものだ。昨年の年間営業利益は24兆9400億ウォンで、2013年(36兆7900億ウォン)と比べると32.21%の減少となった。営業利益が前年より減少したのは2011年以降3年ぶりだ。
(引用ここまで)

 そりゃあ、1年のうちでもっともモノが売れる第4四半期なんだから、第3四半期と比べて増収増益になるのは一種当然の話で。
 ここで前期比減収にでもなろうものなら、危機どころの話じゃないですよね。

 肝心なのは前期比ではなく、前年同期比。
 数字を並べてみましょうか。

      売上高      営業利益
2013/4Q 59兆2766億ウォン 8兆3100億ウォン
2014/3Q 47兆4500億ウォン 4兆6000億ウォン
2014/4Q 52兆0000億ウォン 5兆2000億ウォン

 韓国マスコミは多くが「サムスン電子がV字回復の端緒についた」というような見出しをつけていますが、その実は前年同期比で売り上げが12.3%減少、営業利益が37.4%減少。
 まごうことなき減収減益です。
 記事の見出しを並べてみると、その減収減益の実績をどう見せたいのかが伝わってきます。

実績反騰したサムスン電子、これからはスマートフォンが勝負のカギ(中央日報)
「Lの恐怖」の三星電子、「Vの希望」を見た(東亜日報)
サムスン 10〜12月の業績やや持ち直し=通年減収減益(聯合ニュース)
サムスンの10〜12月期営業益 前年比37.4%減(朝鮮日報)
韓国サムスンの第4四半期営業益予想は‐37%、通年で3年ぶり減益(ロイター)
サムスン営業利益、前期比28.1%増 10〜12月期(朝日新聞)

 最後がオチですが。ま、分かりやすいですね。
 どこを向いているのか。
 読者にどう見せたいのか。

がんばれ!瀕死の朝日新聞
勝谷 誠彦
アスペクト
2014-12-19