The Pirates have reached a four-year deal with Jung-ho Kang(CBS Sports)
<大リーグ>姜正浩、ピッツバーグ契約が間近…期待以上の年俸(1) - (中央日報)
姜正浩が来月のスプリングキャンプで実力を示せば、正遊撃手ジョディ・マーサー(29)を抜く可能性が高い。打撃では姜正浩がマーサーに勝つことができる。二塁手争いでも勝算がある。23本塁打の正二塁手ニール・ウォーカー(30)は自由契約選手(FA)資格を得るまで2年しか残っておらず、ピッツバーグがトレードカードとして使う可能性がある。

しかし依然としてMLBは姜正浩を疑いの目で眺めている。MLBの剛速球投手に対応できるのか、他のアジア内野手とは違って安定した守備ができるのか、確信していない。しかしピッツバーグ球団は姜正浩の価値を高く評価していて、計画通りに交渉を進めている。今まではすべてが順調だ。
(引用ここまで)
Kang hit .354/.457/.733 with 39 home runs and 115 RBI in 116 games last season Nexen Heroes in Korea. Whether that will translate to decent major league hitting or whether Kang will even have a regular position with the Pirates is an open question. At the moment Pittsburgh’s infield consists of Neil Walker at second base, Jordy Mercer at shortstop, and Josh Harrison at third.

(筆者翻訳) カンは打率.354(訳注.356)、出塁率.457(訳注.459)、長打率.733(訳注.739)、39本塁打(訳注・40本)、115打点(訳注117打点)を韓国リーグの116試合(訳注・117試合。すべて KBO公式サイトによる)で叩きだした。
しかし、メジャーで同じようにこのような成績が残せるか、またカンがレギュラーポジションを取れるかどうかすら疑問となっている。現在、ピッツバーグにはニール・ウォーカーが2塁に、ジョディ・マーサーがショートに、ジョシュ・ハリソンが3塁にいる。
(引用ここまで)

 韓国では「年400万ドルの年俸で4年契約!」って喜んでいますが、西岡も300万ドルでした。
 契約期間に関しては4年はそこそこ長いですね。さらに5年目は球団がオプションを持っているとされています。 ただ、契約内容によっては新人扱いで6年拘束される場合もありますね。 

 で、通用するのか否か。
 なんとも言えません。
 韓日係数はOPSが80%になるというところでおおよそ期待される成績が予想できますが。
 そもそも、韓国のプロ野球からFAなりポスティングなりでメジャーに行くはじめての野手なのですよね(秋信守は高卒→渡米コース)。 
 ただ、日本で打率.250しか打てなかったキム・テギュンが去年は打率.365、出塁率.463、長打率.564だった時点で大幅に下駄を履かせてもらっているということは理解できます。

 ……というかですね。今季は韓国リーグ全体が圧倒的な打高投低であるという話をしましたが。
 カン・ジョンホの所属しているネクセンヒーローズは主要打撃部門の大半で1位を取っている状態なのです。
 あまりにネクセン所属の選手が圧倒的すぎて、カン・ジョンホはこの成績なのに打撃三冠をひとつも獲得できなかったほど。

 ネクセン所属選手は打率、打点、ホームラン、長打率、得点、安打数で1位。
 出塁率だけはキム・テギュンが1位になっていますが、2位、4位、5位がネクセン。

 打率で1位と4位。
 打点で1位、3位、11位タイが2人。
 ホームランで1位、2位、12位、13位タイ。この4人は20本以上。

 チーム打率2位で.298(1位はサムスンの.301)、得点は841点で1位(2位サムスン812点、3位NC737点)、ホームランが199本で1位(2位サムスン161本、3位NC143本)。
 2013年の打撃成績はチーム打率.272、616得点、125本塁打でした。

 異常です。KBOのチーム打撃でホームランは長らく100本前後が普通という時代が続いていたのですよ。
 ネクセンは球場をせまくしたか、ここでだけ飛ぶボールを使ったか。そういった外的要因がないかぎり、出てこない成績ですね。
 ついでにいうと盗塁に関してはほぼフリーランの韓国球界なのに、カン・ジョンホは去年の盗塁数が3。盗塁失敗も3。キャリアハイで21盗塁。足はないようですね。

 このあたりの数字をすべて考えると、CBSにあるようにレギュラーを取れるかどうかがまず問題。
 ジョディ・マーサーは生え抜きで守備防御点が+9のショートストップ。
 ニール・ウォーカーはホームラン20本のセカンド。
 ジョシュ・ハリソンは打率3割以上でOPS.800以上のサード。
 うーん……。

 出場できたとして打撃成績は韓日係数どころか半減したとしてもまったく不思議はありません。
 ホームランに関しては1/10とかでも当然ですかね。

 この成績予測と中央日報のいうところの「すべてが順調だ」のどちらが正しいかは来年の10月頃に分かるでしょう。オープン戦だけでかたがつくかもしれませんけどね。