【グローバルアイ】日本で伸びをする『茶色の朝』の警告(中央日報)

『茶色の朝』に登場する政府は急増した犬と猫の数を減らすという名分で「茶色法」を発表する。科学者は茶色の猫は子を生む数が少なく、えさも少ないという 実験結果を発表する。人々はしばらくはあわてるがまもなく順応する。これを批判した新聞は廃刊になる。茶色新聞、茶色本、茶色酒などすべて茶色だけが残 る。不安と恐怖が町を襲う。しかし人々には抵抗する力も、意志もない。

日本語版は出版後8カ月で3万3000部売れた。当時は武力攻撃事態法と国民保護法など日本が武力攻撃を受けた際に国民の自由を制限できる法律が相次いで 作られた時だ。そして先月10日、国家機密漏洩時に最高懲役10年に処する特定秘密保護法が施行されてから本はまた話題になっている。北海道新聞は先月末 までに6万部が売れたと報道した。日本政府は国家安保を理由に各種情報を最長60年まで秘匿する。国民の知る権利とメディアの自由は国益の前に力を失う。

主人公は「初めて茶色法が作られた時にだめだと言うべきだった」と後悔する。「だが、どのように? 他の人たちも静かに暮らすのが良いと手をこまぬいてい たではないか」。弁解も加える。『茶色の朝』の警告は日本国内ではまだコップの中の台風だ。しかし安保法制整備など軍事大国化と改憲に向かった動きが本格 化する2015年、警告は沈黙のコップを割り超大型台風として日本列島を襲うかもしれない。
(引用ここまで)

 いや……その「茶色法」が出ようとしているのは日本じゃないでしょ。
 むしろ、マスコミ弾圧をいま現在やっている韓国にこそ危惧をすべきお話だと思いますけどね。

 大統領府の意にそぐわない報道をしたら外国人記者は起訴や国外退去処分。国内大手マスコミはすべてにおいて沈黙。
 「あいつが書類をリークした」というウワサが立っただけで、その真偽を問わずに官僚だろうとなんだろうと辞任。
 数パーセントの上位階層の人間は目もくらむような高層マンションに住んで、最下層は窓すらないような地下室に住まわされる。
 そして密告とその報酬が商売になるような社会

 自分たちの社会こそが「ビッグブラザーに見守られている完璧な社会」であることに気がついたほうがいいんじゃないですかね。
 ニュースピークも使っていますし。

一九八四年 ハヤカワepi文庫
ジョージ・オーウェル
早川書房
2012-08-01