石油価格の急落で…SK、米国太陽光電池子会社を清算(中央日報)
化けの皮はがれた韓国技術…石油工場増やせば外国企業が稼ぐ(中央日報)
大韓航空、エスオイルの株式売却完了(亜州経済)

SKの石油化学工場も需要不振や設計変更などで相次ぎ停止状態だ。SKグループが投資したシンガポールの合弁会社ジュロンアロマティックスコンプレックス(JAC)は最近、設備変更のため工場稼働を止めた。昨年9月に稼働を始めて4カ月で工場稼働を中断したもので、原油基盤のナフタを原料として使えるようにするためだ。4年前の工場建設当時には値段の安い超硬質油のコンデンセートを原料に使う構造で設計したが、工場が稼動するやいなやオイル価格が急落して原油から出るナフタ価格がより安くなったからだ。会社関係者は「コスト削減のためにやむをえず設備変更作業に入った」と話した。

JAC化学団地は、超硬質油コンデンセートを原料にパラキシレン80万トン、ベンゼン45万トン、混合ナフタ65万トン、液化石油ガス(LPG)28万トンを生産できる大規模化学コンプレックスだ。

SK総合化学のスチレン・モノマー(SM)工場とSK油化のテレフタル酸(TPA)工場も6カ月間止まっている。グローバル景気の低迷、中国の石油化学需要の減少などで製品価格が採算に合わせにくい水準まで急落したためだ。

SK総合化学の蔚山(ウルサン)SM工場はまだ再稼働時期の見通しも立っていない。ヨーグルト瓶などの原料であるスチレン・モノマーの価格が昨年初めまで1トンあたり2000ドルを上回ったが最近は900ドルと半分以下に急落したためだ。

SK油化も年間60万トン規模のTPA工場の再稼働が遅れて気をもんでいる。会社関係者は「現在、TPA工場でエコ素材の原料であるジメチル・テレフタレート(DMT)を年産8万トンほど生産している」として「主な輸出国だった中国のTPA自給率がほぼ100%に高まり、再稼働の有無が不透明な状況」と話した。
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さらに石油精製・化学では韓国企業が1兆ウォンをかけて工場設備を増やせば海外企業が最大500億ウォンを何もせずに儲けて行く。エクソンモービル・リサーチ・アンド・エンジニアリング、シェル・グローバル・ソリューションズなど先進企業が工程設計技術の特許をそれぞれ3000件以上保有しているためだ。韓国企業が保有する設備の99%がこうした状況だ。

中国も後発走者であるのは同じだ。しかし韓国よりも素早く、はるかに以前から準備をしてきている。中国最大の石油企業のシノペックはすでに高付加価値ガソリンを生産できる生産工程(高度化設備)を独自設計するのに成功した。1956年に始まった中国政府の研究開発支援が光を見たのだ。
(引用ここまで)

 最後のエスオイルは韓国で3位の規模を誇っていた石油精製企業でした。
 大韓航空を保有する韓進グループが苦境に陥っていることもあり、現金化できるものはどんどん切っている状態。
 ナッツリターンでこうなったわけではなく、去年から売却予定のものだったので、ちょっと注意が必要。

 去年の中頃にはナイロンの原料となるカプロラクタムの中国輸出がゼロになったことで、かつて韓国で軍人が警備していたほどの重要企業が工場閉鎖に追いこまれたという話もありました。

 かつては花形産業のひとつだった石油関連産業が韓国からどんどんと失われています。
 でも、これはまだ先駆けにしかすぎないのです。

 韓国政府系のシンクタンクが4年以内に多くの分野で中国の技術に追いつかれ、追い抜かれるという予測をしています。
 韓国人がよくいうところの「源泉技術」がまったくないので、こうなってしまうのですよね。
 材料と工作機械さえ手に入れれば、あとは多少のノウハウでできてしまうものが多すぎる。 

 中国のやってきた道というのは、いわば韓国企業がやってきた道をそのままなぞってきたのですよ。
 そのくらいの製品や中間材であれば誰が作ったものであってもかまわない。
 韓国製品であろうと、中国製品であろうと。
 ベトナム製品であろうとタイ製品であろうと。 
 もちろん、円安で普及品まで価格競争力を持ち始めた日本製品であろうと。 

 そりゃま、多くの企業が追い詰められもしますわな。

悲しい歴史の国の韓国人
宮脇淳子
徳間書店
2014-12-26