[ニュース分析]冷え込む輸出エンジン…今年も危うい韓国経済(ハンギョレ)
韓国の1月輸出額 前年比0.4%減=原油安響く(聯合ニュース)

実際、これまで韓国経済成長の牽引車役を果たしてきた輸出の寄与度がますます減っていることが明らかになった。 昨年、韓国の商品輸出は前年より2.2%増えたが、これは昨年の世界交易増加率展望値(3.3%)より1.1%低い数値だ。 韓国の輸出増加率が世界交易増加率を下回ったのは、情報技術(IT)バブルが消えて世界経済が打撃を受けた2001年以来13年ぶりだ。 2000〜2007年韓国の輸出増加率は年平均13.4%で、世界交易増加率(7.3%)の2倍に達した。 だが、グローバル金融危機以後に状況が変わり、2012年と2013年には韓国の輸出増加率と世界交易増加率の格差が1%台に狭まり、ついに昨年には逆転された。 問題はこのような状況が固定化しかねない点だ。 韓銀は今年の輸出増加率展望値を昨年10月(5.5%)より何と2.1%pも下げた3.4%と提示した。 これは国際通貨基金(IMF)が展望した今年の世界交易増加率(5.0%)より1.6%p低い数値だ。

 韓銀はこのような輸出不振の背景にグローバル経済の構造変化があると診断した。 まず先進国の景気回復動向鈍化にともなう需要萎縮と、先進国の保護貿易主義などにより最終材の輸出が不振に陥っている。 また、先進国の企業が製造拠点を本国に移して韓国、中国、東南アジア国家連合(ASEAN)国家の輸出高成長を牽引した“グローバル・バリュー・チェーン”が弱まったことが中間材の輸出を萎縮させた。 特に韓国企業は中国の安い労働力を活用して原材料を加工した後に再輸出する加工貿易方式で付加価値を高めてきた。 だが、韓国の最大の輸出市場である中国が、内需中心成長と加工貿易抑制政策を展開し既存の輸出公式に急制動がかかっている。

 輸出不振が予想されることにより今年の成長寄与度は輸出(1.2%)より内需(2.2%)が大きくなると展望された。 だが、内需の基盤になる民間消費も所得停滞と家計負債急増のために大きな伸びは期待できない。 韓銀は民間消費増加率を2.6%と展望したが、これは10月展望値(3.5%)より0.9%低くしたものだ。 イ・ジュンヨプ現代経済研究院経済動向分析室長は「民間消費の下支えがないので、景気回復動向が続くと見るのは難しい状況」と話した。 イ・グンテLG経済研究院首席研究委員は「今年も輸出主導の経済成長は期待し難く、それでも内需部門で昨年よりは改善されると見られる側面は、低油価効果と住宅景気だが、それもまだ不確実性が大きい」として「低油価により家計の実質所得が増え、企業の生産コストも低くなる効果が期待されるが、デフレーションに対する憂慮と国際金融市場不安リスクが肯定的効果の相当部分を相殺するだろう」と見通した。
(引用ここまで)

 世界経済の沈滞はまだまだ続きそうなので、これまで韓国の経済エンジンだった輸出に急ブレーキがかかっている状態。
 さっそく1月の統計が出ていて、輸出が-0.4%、輸出が-11%とマイナス成長。

 それに加えて、中国から「もう韓国製品はいらないからね」と言われている。
 さらにさらにその中国の経済成長が明らかに減速している。
 内需に頼ろうとしても人口ボーナスは今年前後で終了。

 2年くらい前まで中国の経済成長におんぶにだっこだった韓国経済の構造が底辺から覆されているのですよね。
 その中国市場で中間材では駆逐され、完成品でも追いこみをかけられている。
 そこに唐突に原油安というネガティブサプライズまできてしまっているのです。ま、これはインフレターゲットを設定していた日本にも痛し痒しなのですけども。

 これでもまだ「今年の成長は3%台」と予測できているのですから、実際には韓国経済ってけっこう大したものなのかもしれませんね(笑)。