「日本庭園に胸痛めた」 シカゴで韓国庭園クラブ発足(朝鮮日報)
 米シカゴの韓国系コミュニティーが推進する韓国庭園造園事業に、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の名を冠することになり、話題を呼んでいる。

 「シカゴ韓国庭園クラブ」(イ・グンム会長)は4日、シカゴ植物園で理事会を開き、韓国庭園プロジェクトに潘基文国連事務総長の名を冠することを決めた。

 イ・グンム会長は5日、ニューシスのインタビューに「シカゴ植物園は毎年100万人以上が訪れる世界的な植物園だ。ここには立派な日本庭園があるが、韓国のことについて知ってもらうためのテーマ・ガーデンはないため、いつも残念に思っていた」と語った。

 同植物園の日本庭園は最も大きく、美しい庭園として定評がある。17エーカー(約6.8ヘクタール)の敷地に桜などの庭木と遊歩道、池、橋、あずまやなどが調和し、まるで日本にいるような情緒を感じさせる。

 日本の庭園は世界各地に約500カ所、中国の庭園も約70カ所あるが、韓国の庭園は約10カ所に過ぎないのが実情だ。

 韓国庭園クラブを発足させた理由について、イ・グンム会長は「日本庭園では、ツツジをはじめ韓民族のアイデンティティーを物語る花や木々までが、まるで日本の植物であるかのように造園されているのを見て、胸を痛めていた」と語った。

 韓国庭園クラブは現在、約300人の韓国人シカゴ植物園会員数を1000人にまで増やす「加入キャンペーン」を展開する一方、シカゴにある約90団体の名義で韓国政府に「韓国庭園プロジェクト」に参加するよう要請する事業を進めている。

 イ・グンム会長は「同植物園の韓国庭園事業はシカゴと母国をつなぐシンボル。美しい韓国の花や木、建築物を通じて韓国のイメージを向上させる名所になるだろう」と語り、韓国政府・企業に関心を持つよう訴えた。
(引用ここまで)

 シカゴ植物園には「三嶼園」という日本庭園があるそうです。
 アメリカで日本庭園をいくつも作り続けてきた川名孝一氏の手によるものだとか。

 シカゴ植物園のサイトにその日本庭園のページがあります。

Elizabeth Hubert Malott Japanese Garden

 伝統的な技法を継承しつつ、近代的な解釈を入れているというように見えますね。造詣があるわけでもないので、ぱっと見ただけの話ですが。
 庭園の名称である「Elizabeth Hubert Malott」は幼少時代を日本で過ごして、2006年にメンテナンス費用等に500万ドルを寄付された人の名前だそうです。

 で、そのシカゴ植物園に韓国庭園を作って、日本庭園に対抗しようっていうことなのですが。
 その庭園の名称を「パン・ギムン事務総長記念韓国庭園」にしようとしているそうです。
 韓国版のNEWSISの記事を見ると「面識はひとつもない」とのことで、韓国庭園にふさわしい名称を探していたところに、国連で活躍しているパン・ギムンの姿を見つけて「この人なら!」と考えてつけたそうです。

 あ、そうそう。
 まるでもう計画ができていて、予算もあって2020年には完成しそうな勢いの記事ですが。
 まだなにも決まっていません。 造成には1000万ドルほどが必要になるとのことですが、まったく予算は集まっていません。

 韓国のいつもの「物事ははじまりさえすれば半分終わり」の精神が発揮されていますね。 
 パン・ギムン記念庭園ねぇ……。

京都の庭園
四本彬
2014-02-06