朴大統領「福祉は投資」と強調 「財源なき福祉」批判に(聯合ニュース)
韓国で福祉予算縮小の動き…減らせるものがなく難航必至(ハンギョレ)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は6日、青瓦台(大統領府)で開催された少子高齢化対策に関する委員会で、「現在、(福祉財源確保のための)増税の話が出ているが、われわれの目標は経済活性化による雇用創出で税収も増やし、国民に負担を与えないこと」と説明した。

 税収不足や無償福祉の拡大による財源不足を受け、与党内から朴大統領の公約「増税なき福祉」に対する批判が高まっているが、朴大統領の発言は経済活性化による税収拡大を優先させるとの従来の立場をあらためて示したものとみられる。

 また政府の福祉政策について、「未来のための大切な投資」とした上で、「少しだけ援助すれば働き口を得ることができるにもかかわらず、いろいろなことに縛られ、身動きが取れない人々を助けるのは未来のための投資」と強調した。

 さらに「保育も多様な需要に合わせる必要があり、保育は投資という考えで積極的にことに当たらなければならない」と指摘。福祉の縮小を求める声に対し、「福祉は投資」との考えに理解を求めたものとみられる。
(引用ここまで)

 まあ、正論と言えば正論なのですが、はっきり言ってお為ごかしですね。
 「少しだけの援助で身動きが取れない人を助ける」って聞こえはいいですが、だったらなんの意味もなくありとあらゆる世帯で無償保育をやったりする必要なんてないんですよね。
 無償給食も同様。

 もはや支持率が30%以下という死に体なので、ポピュリズムに訴えて保身を計っているのでしょうけども。
 ……いや。
 自分の保身というよりも、公約に対してどうこう言われるのがいやだっていうのが先に来ているかもしれませんね。

 ほら、パク・クネ大統領は完全無欠なお人ですから?
 そんな完全無欠な人が考えた公約もまた完全無欠に決まっているのです。
 変化すべきはパク・クネ本人ではなくて、韓国国民のほうなのですよ。
 「この私の先進的な公約についてこれないとはなにごとか」ってなもんです。

 現実的に税収は減っていて、予算には穴が空いている。
 それも11兆ウォンレベルで。
 「税収が足りないのなら経済を活性化させればいいじゃないの」とか言ってますが、それができていないから年々穴が大きくなっているのですよね。

 今日のふたつめのエントリで平昌オリンピックは予算的にもひどいことになるんじゃないのって思った理由がここにあります。
 平昌五輪の国庫負担が7兆3500億ウォンほど。
 それに対してすでに単年度で予算に対する税収不足が11兆1000億ウォン。
 ……どうすればいいんでしょうね、これは。

大穴
ディック フランシス
早川書房
2014-06-10