韓国副首相「福祉拡大、韓国経済は持ちこたえられない」(朝鮮日報)
 チェ副首相はこのところ政界で論議を呼んでいる増税・福祉について「まず政界で福祉の水準について合意が必要だ。政界の合意がなければ政府が政策を推進するのは現実的に困難ではないか。政界で合意した上で、必要であれば政府が増税や赤字国債発行などの答えを出したい」と述べた。

 チェ副首相はまた「韓国社会が解決すべき最も喫緊かつ重要な問題は、若者の失業問題だ」として「これを解決するためには賃金体系の柔軟性が前提とならなければいけない」と指摘した。チェ副首相はさらに「来年から法的定年が60歳まで延長されるが、現在の年功序列型の賃金体系のままでは各企業が若者を正社員として採用するのは難しい」と述べた。
(引用ここまで)

 パク・クネ大統領は「税収が足りないなら経済を活性化すればいいじゃない」と言い放ちましたが、実際に経済担当大臣であるチェ・ギョンファン副首相兼企画財政部長官は「もうこれ以上は無理」と白旗。
 福祉の水準を見直して、税収が足りないのだから増税なり、赤字国債の発行をするなりの手段を執ってくれと。

 まあ、これが現実的なものの見方ではあるのですが。
 問題はこれで閣内からもパク・クネの政策に公然と反旗を翻すようになったということで。
 スーパーレイムダックへの道を着々と歩んでいますね。

 もうひとつ、この記事は大きな話題を扱っていまして。
 それは60歳定年制度。
 ご存じのように現在の韓国経済は低迷しています。そんな中、なんの構造調整もなしに「実質40代定年」から法律で60歳定年制度にしようとしているのですよ。

 つまり、パイの大きさは変わっていないのに、食べる人数を増やそうとしている。
 それでなくてもソウルですら青年層の失業率が10%を超えている状況なのに、わざわざ国としての脆弱性を増そうとしている。
 たしかに高齢層の貧困問題は喫緊の課題ではあるのですが。なにしろ世界最悪の高齢層自殺率を誇っていますので。

 典型的な「あちらを立てればこちらが立たず」という状況ではあるのですけども。
 ここまで問題を放置してきた過去の韓国政府の態度こそが問題であるというように糾弾するのが、現政権としてはもっとも正しい態度かなぁ。
 そんなことをしたところで問題は1ミリも解決しませんけども。 
 ノ・ムヒョン、イ・ミョンバク、パク・クネと凄腕の大統領を3代続けてきた韓国人本人の責任でもあるので、いかんともしがたいですね(笑)。