【コラム】加藤前支局長は本当に朴大統領を侮辱したのか(朝鮮日報)
 記者同士が集まれば、「あいつは記事が書けない」と陰口をたたくこともあるが、そうは書けない。自分のことを棚に上げたような言いぐさだからだ。しかし、タブーを一つ犯そうと思う。

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の名誉を毀損したとして起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が昨年8月3日に書いた「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」と題するコラムを何度か読んでみた。いったい何を言いたいのか。翻訳文を読んだためにそうなのかと思い、読める部分は日本語でも読んでみた。後輩記者が書いたならば、「お前は入社何年目だ」と尋ねたであろう内容だった。 (中略)

 誹謗(ひぼう)には「5W1H」を明記しない。雰囲気だけを漂わせ、実体は明かさない。―加藤前支局長の記事はまさにそんな感じだった。韓国の大統領をめぐるうわさを日本の読者に伝えたいのだが、それでは飽きたらず、「ジャンプ技法」を使って、読者の想像力を刺激した。

 整理すると▲朴槿恵大統領の動静が7時間確認できない▲チョン・ユンフェ氏という人物と男女関係のうわさがある▲チョン・ユンフェ氏には離婚歴がある▲離婚合意書は結婚生活に対する「秘密保持」が条件になっている―という無関係なファクトを集め、「ストーリー」に仕立てた。安っぽいドラマ台本の書き方であって、ニュースの書き方ではない。ニュース報道ではないコラムであっても、こんな書き方をしてはならない。

 言論の自由、国家元首に対する尊重という概念は文化圏によってその性格も多様だ。ある文化圏では加藤前支局長にむち打ちの刑を下すであろうし、別の基準では韓国の対応は過剰だ。一般に先進国は国家元首の名誉よりも言論の自由を優先させる傾向がある。公人の名誉と言論の自由の関係も同様だ。

 まともな記事を書けなかったという理由で処罰するならば、加藤前支局長は有罪だ。それも長期刑に相当する。しかし、一連の「名誉毀損訴訟」への対応は彼を「言論弾圧の犠牲者」に祭り上げるようなもので同意しかねる。
(引用ここまで)

 コラムであっても、そんな書きかたをしてはいけない。
 まさにその通りですね。
 ただ、その「変なまともでない、入社何年目なの尋ねたくなるような記事」っていうのは朝鮮日報の引用なんだ……。
 ブーメラン刺さりすぎでしょ。
 貫通しちゃってて、脳に障害が起きてますよ、この人。

 韓国のマスコミではハンギョレだけが、「大元の記事は朝鮮日報だろ」ってつっこみを入れているのですが。
 その他のマスコミはすべて健忘症にかかったかのようにスルー。
 スルーどころか、自分たちのやったことではないかのように語れるのですから、本当にすごいですよね。

 本来であれば、あの法廷に立っているべきなのは朝鮮日報の記者であるべきなのですが。
 そういうことを一切気にせず、パク・クネの言論弾圧によるスケープゴートとなっている加藤前支局長にすべての責任をひっかぶせてしまっているんですから。
 ひどすぎるわ。
 まあ、韓国のマスコミのていどなんてものはこのくらいのものなのですけどね。