[非常識の社会]金利の引き下げ、「プロ」は、全く驚かなかった(京郷新聞/朝鮮語)
まず、なぜ「技術者」と「プロ」は、今回の利下げを見て驚かなかったのだろう? 物価上昇率が実質的に負の数に達したためである。まだ正式に発表されてはいないが、昨年、韓国GDPデフレーターは下落した。文字通り物価水準そのものが下落したものである。消費者物価上昇率もたばこ値上げ分を除けば、前年同期比ベースでマイナスを記録した。デフレは「漠然とした可能性」などではなく、いまここに、私たちのすぐ隣に来ているのである。デフレがある一方で金融政策は静かにしているというのはお話にならない。だから技術者とプロは、まったく驚くなかったのだ。
(引用ここまで・太字引用者)

 ……あー。
 もうそろそろ発表されるであろう四半期毎の数字に気を取られていて、去年を通じた数字はまだチェックしていませんでしたが。まあ、発表されていないのでチェックしようがないのですが。
 第2、第3四半期のデフレーターが連続して0%であるというのはすでに記事になっていて、第4四半期の数字にはかなり注目していました。
 でも、去年全体のGDPデフレーターまでがマイナスになるとはちょっと思っていなかったですね。
 
 こちらのエントリを書いた時点では、 第1四半期のデフレーターは+1.0%だったということなので第4四半期の数字は相当に悪かったということになりますか。
 で、当然のこと現在の2015年第1四半期はその数字を引き継いでいるので体感的な景気の悪さは半端ではないはずですね。 
 それにしても早かった、というのが感想ですかね。

 日本は人口ボーナスが枯渇したのが1990年。デフレに突入したのが1995年。
 人口オーナス期を5年ほど経てからデフレに入りました。
 韓国はまだ人口ボーナスが枯渇していないにも関わらず、一気にデフレに突入。

 日本と韓国は人口動向のカーブや構成がかなり似通っていて「小さな日本」という部分が少なからずあったので、デフレ突入があるとしても四半期ベースでは今年後半、年間を通じてなら2016年からとかからかなぁ……と予想していたのですが。 

 この記事ではいろいろと経済評論が書かれているのですが、もう一カ所だけ引用しておきましょう。
最後に、海外金利の引き上げとそれに伴う資本流出の懸念のために、金利の引き上げが避けられないという見方に関して同意するのは難しい。金利の引き上げに資本流出を防御するということは、変動相場制の基本を捨てたということだ。私たちが変動相場制をする最も基本的な理由は、金融政策を国内経済状況に活用するためだ。資本流出がある場合、それは基本的にウォンの切り下げで対応する問題だ。外国為替市場の懸念を払拭するために、米国、日本の中央銀行と通貨スワップ協定を再推進することも必要である。金融政​​策は、基本的に国内景気のケアをするために使用することが正しい。
(引用ここまで)

 まあ、経済理論的にはそうなんですけどね。
 アメリカの出口戦略にともなって、金利上昇させなければキャピタルフライトが起きる。その混乱に乗じてハゲタカに為替戦を仕掛けられたときの盾としてドルスワップを持っておくべき。

 実際、通貨スワップ協定っていうのはそういうときのためにあるものですし。
 でも、日本はまず間違いなくお断り。アメリカも無理だろうなぁ……。
 ま、自業自得です。