【取材日記】日本の経営界が皮肉った韓国の「早期退職」(中央日報)
韓国、希望退職を装った解雇が2年間に3万人

27日、韓国経営者総協会関係者らはうろたえた。日本の経済団体関係者の質問を受けてだ。この日午前に国際労働機関(ILO)日本側代表団が経総を訪れた。代表団は日本経団連と連合の関係者で構成された。

この席で経団連関係者は、「韓国では52歳でほとんど退職するというが本当か」と尋ねた。実退職年齢が52〜53歳という国際機関に報告された韓国政府の雇用資料を根拠とした質問だった。彼は「52歳なら最も旺盛に活動する年齢だ。企業の立場では核心中の核心であるはずなのに、そんな人たちがみんな出て行っても企業が運営できるのか」と尋ねた。 (中略)

予想できない質問に経総関係者たちは冷や汗をかいたという。事実韓国には還暦になればリタイアする年齢という慣習が根付いている。農業や労働集約的な肉体労働時代に形成された観念だ。もちろん大切にするという良い意味も内包している。しかし寿命が延び知識労働が主流の時代には合わない。韓国企業は変化に素早く対処しグローバル競争を勝ち抜いてきた。ところが人材運用だけはまだこうした慣習に縛られているのではないかと日本の経済団体関係者が悟らせたわけだ。
(引用ここまで)
 最近2年間に3万人に及ぶ民間企業労働者が希望退職など人為的リストラで会社を辞めたことが分かった。事実上、解雇を目的に乱用される希望退職を規制しなければならないという声が強い。

 最近2年間に3万人に及ぶ民間企業労働者が希望退職など人為的リストラで会社を辞めたことが分かった。事実上、解雇を目的に乱用される希望退職を規制しなければならないという声が強い。 (中略)

新政治民主連合乙支路(ウルチロ)委員会と参与連帯労働社会委員会、民主労総事務金融労組などが共催したこの日の発表大会には、文在寅(ムン・ジェイン)新政治民主連合代表も参加した。

 この日発表された希望退職事例によれば、現代重工業は今年1月から経営難を理由に課長級以上の労働者1500人を対象に希望退職を募集するとしながらも、名簿を発表し事実上対象者を特定した後に面談を通じて退職を圧迫したという。会社は勤務成績が低調だったり長期間昇進できない労働者、満55歳以上の労働者を希望退職基準として掲げた。 会社の方針に従わなければ人事発令待機・転換配置をしたり、サバティカル休暇を取らせた後に解雇するという圧迫を加え、すでに1000人余が退職願いを出したという。 キム室長は「希望退職規制法の制定など、解雇を制限する法制度を導入したり企業が毎年行う雇用形態公示の時にリストラ規模を公示させるなどの方案を用意する必要がある」と指摘した。
(引用ここまで)

 ……日本側の皮肉。
 はて、この質問のどのあたりに皮肉がこめられているんでしょうかね。
 実際に韓国側に聞いてみたかった質問ってだけのように見えますが。50代前半は少なくとも日本であればまだまだ身体も動いてかつ経験を継承させることもできる。
 韓国ではそうではないんでしょうかねー。

 あと「還暦になったら引退するのが普通」ってありますが……。韓国の還暦は52歳なんですか?
 ああ、これは本当に皮肉なのでお気になさらず(笑)。

 もうひとつの「希望退職の形をとっておいて退職させる」というのはどこでもあることなんでしょうが、造船最大手の現代重工業っていうのはきついなぁ。
 韓国屋台骨を支えていたはずの造船産業ですが、もはやこういう手段で形振り構わずリストラするしかないのでしょうね。
 現代重工業は去年は通期で3500億円規模の赤字、四半期では5期連続で赤字。
 第4四半期はもしかしたら黒字転換できるかも……って期待されていたのですが、けっきょく20億円ほどの赤字となってダメでした。
 20年ぶりのストライキもあって踏んだり蹴ったり。

 一昨年には「脆弱産業」に指定されていたりして、斜陽の一言。
 21世紀になってすぐくらいに「造船でついに日本を追い抜かした! 見たか、これが韓国の優秀性だ!」って大いばりでしたが、10年くらいで中国に追撃されて、かつ為替の戻った日本にも追撃されて、最大手がこの体たらく。

 産業の変遷がかつてよりも早くなっていますねぇ。というか、中国のやりかたがうまかったのかな。