韓国の弱い対日「歴史カード」、安倍首相訪米で朴大統領の胸中は(WSJ.com日本語版)
 韓国は、安倍首相が29日に米上下両院合同会議で演説する際、日本の戦時中の行為を素直に謝罪してほしいと願っている。演説に先立ち、韓国の立場を強調するべくワシントンのPR会社BGRグループを雇った。

 とはいえ、韓国は日本との歴史をめぐる論争で「持ち札」が弱いことをますます強く自覚するようになっている。

 韓国政府の計算によると、米政府の優先課題の中には、歴史問題で安倍首相に強い圧力を掛けることは含まれていない。米国にはより大きな懸念材料がある。それは中国との摩擦に対して協調することと環太平洋連携協定(TPP)交渉だ。 (中略)

 韓国はまた、安倍首相の表現をめぐる懸念を米政府が共有しないと考えるようになった。安倍氏は2月半ば、国会で先の大戦に対する「深い反省(deep remorse)」を表明した。米国務省報道官は、この発言を「歴史問題に関する極めて前向きのメッセージだ」と評価した。

 安倍首相は22日、ジャカルタでの演説で同じ文言を使った。これに対し韓国の外務省は、安倍氏が明確な謝罪を口にしなかったとして「深い遺憾の意」を表明した。 (中略)

 ソウル大学国際関係大学院の李根教授は最近のパネル討論で、韓国は、現在の安倍政権の歴史の理解が「日本のニューノーマル(新常態)」であることを前提にして日本と交流しなければならないと述べた。
(引用ここまで)
 最初はウォールストリートジャーナルの日本語版オリジナルかなーと思ったら、アメリカ版からの翻訳記事でした。
 つまり、アメリカでも少なくとも保守層、かつ知識層にはこういう認識が拡がっていると考えてよいでしょうね。
 記事の内容も日本側の対応を非難しているわけでもなく、現状の日韓間の問題を語っているだけ。
 若干、日本よりかなー。

 マイケル・グリーン氏が語っていたように、ニューヨークタイムズあたりはギャンギャンわめき散らすでしょうし、韓国は安っぽい「深い遺憾の意」をまたまた示すでしょうが気にするこたないですかね。
 もちろん、続けて日本側のスタンスを広報する必要はあるでしょうが。

 明日のいまくらいの時間には「韓国の対米外交成績表」が公開されていることになるのでしょうが、もうすでにその勝敗は決まってしまっているように見えます。
 そもそも、両院演説に「日韓間の勝負」という概念を持ちこんだ時点で韓国側の負けは確定していたのですが。
 今回の話はあくまで日米間の問題で、韓国側が関与できる要素がほとんどないのに無理に勝負しようとしてきたわけですからね。
 そのあたりに気がつかず反省もせず、これからも「勝負しろ!」って言い続けてくれればよいのですが。