(中央日報)
政府、韓国理解へ努力=菅官房長官「政治的主張避けて」−世界遺産登録(時事通信)

韓国外交部の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官は同日の定例ブリーフィングで「我が国の度重なる登録再考の要求にもかかわらず、日本が登録を強行して問題をここまで引っ張ってきた。このため、ユネスコを政治化した責任は日本にある点は明らかだ」と述べた。
(引用ここまで)
 菅義偉官房長官は閣議後の記者会見で、韓国の対応について「政治的主張を持ち込むべきではない」と非難。その上で「十分説明し、理解を求めていきたい」と述べ、韓国との協議の場を早期に設ける考えを示した。
 韓国は、勧告対象施設の一部で第2次大戦中に韓国人の強制労働が行われたことを問題視している。岸田文雄外相は会見で「(申請の)対象は1850年代から1910年だ。徴用工問題は年代が異なる」と反論し、「専門的見地から審議されることを期待したい」と語った。
(引用ここまで)

 他国の世界遺産登録に口を出している時点で、政治・外交マターとしているのは自分たちだっていう認識はないものか。
 ……ないか。

 で、さっそく菅官房長官が定例記者会見で話をして、「政治的主張を避けてくれ」と。
 少なくとも日本人の心情としてはそうなのですよね。
 「明治時代に近代化を果たした日本のさまざまな施設が世界文化遺産になります!」ってめでたいニュース。
 もうそりゃ、NHKでニュース速報でテロップが出るくらいの大きなニュースでした。
 そこに横槍。政府レベルで。しかも「全力で阻止する」って宣言。

 これはきますよ。
 確実にきます。第3の波として。

 最初の波はイ・ミョンバクの「天皇謝罪要求」でした。
 第2の波は対馬の仏像盗難と返還拒否。
 これ以外にも「原爆は神の懲罰」発言とか、いくつか日本人の嫌韓を大きくさせるものはありましたが、大きな波はこのふたつでした。
 で、この世界遺産登録への横槍は第3の波になる可能性が充分にあります。

 この件で対応を間違うと(もしくは正しい対応をすると)、中国への嫌悪感を超えるレベルになります。
 まあ、「全力で阻止する」って宣言してしまった以上、韓国政府ももう一歩もひけませんわな。
 チキンレースの様相を呈していますね。とはいえ、日本側に負けはないのですが。

第三の波 (中公文庫 M 178-3)
アルビン・トフラー
中央公論新社
1982-09-10