【社説】韓日対立、韓国の淡い期待に背を向けたケリー氏(朝鮮日報)
 またケリー氏は韓日関係について「韓日両国はデリケートな歴史問題について自制心を持って対処し、今後も対話を続けて互いが受け入れ可能な解決策を見いだしてほしい」と注文した。つまり慰安婦問題をはじめとする韓日間の懸案についても、ケリー氏は米国政府によるこれまでの立場を繰り返す以上の踏み込んだ発言はしなかった。その結果、ケリー氏による今回の来韓を受け「米国政府は日本ではなく韓国の側に立ってくれるのではないか」という淡い期待が、外交的に見ていかに純朴な発想であるかをわれわれはあらためて思い知った。
(引用ここまで・太字引用者)

  いや、だから……。
 ……まあ一応、その「淡い期待」には根拠があるので、それをちょっと解説してみましょうかね。
 韓国は日本に対して、なぜか常に自分のほうが優位に立っていると考えているのです。
 失われた10年が云々されはじめた頃からですかね。韓国がIMF管理下に置かれてから復活した頃から、ともいえると思いますが。
 「もう日本は省みるべき存在ではなくなった」というように考えている節があります。

 それに加えて「アメリカはその血をもって韓国を守ってくれた」という考えがあるので、日本よりも優先されるはずだという思いこみがあるのです。
 あ、「血をもって〜」は朝鮮戦争のことですね。

 この両方が相まって、「アメリカは対日政策で韓国を優位に扱うはずだ、いや、扱うべきだ」という考えがあるのです。
 ノ・ムヒョンが訪米した際にはブッシュ大統領に対して「日本がダメなんだ!」と叫び、訪韓してきたライス国務長官にもアナン国連事務総長(いずれも当時)に対して「日本がひどいんだ!」って叫ぶ。
 ブッシュに対して「(小泉総理が訪れたのだから)私もテキサスのクロフォード農場に招いてくれ」と言い出したりしていました。
 この文脈に乗せると、これらの行動が理解できませんかね。少なくとも行動の動機は多少なりとも。

 実際には成長が鈍化したとはいってもちょっと前まで世界2位、現在でも世界3位の経済大国で、とてもじゃないけど日本は外交的にも経済的にも無視できるような相手ではないのですが。

 「淡い期待」を抱くのは自由ですが、そもそもその期待をするための前提が間違っているからなぁ……。