【取材手帳】空回りする韓国の高速鉄道輸出支援(中央日報)
  ヨ・ヒョング国土交通部第2次官は11日、マレーシア・シンガポール出張に出発した。KORAIL(韓国鉄道公社)や韓国鉄道施設公団など鉄道関連公共機関の関係者も一緒に行った。現代ロテムが両国で13兆2000億ウォン(約1兆2000億円)規模の高速鉄道車両納品契約を締結できるよう支援するためだ。政府と公共機関が高速鉄道の輸出を支援するために一肌脱いだのは初めてだ。 (中略)

業界専門家は「遅れたが、政府が高速鉄道の輸出で先頭に立とうとするのは幸いだ」と評価する。ただ、政府の核心の役割は別にあると口をそろえる。一日でも早く国際標準として通用する高速鉄道方式を導入する必要があるということだ。多くの国は各車両ごとにエンジンや電気モーターのような動力源がある「動力分散式」列車を好むが、韓国政府は依然として前と後ろの2車両だけに動力源を搭載した「動力集中式」高速鉄道に固執している。

現代ロテムが2009年2月、100%の国内技術で動力分散式列車を開発したが、国内で使用実績がないため、輸出記録は一度もない。安全が最優先の高速鉄道を国内で検証されないまま輸出するというのは事実上不可能だ。独シーメンスや仏アルストム、日本の日立もすべて自国で数年間にわたり動力分散式高速鉄道を運行した後に輸出した。

国土部は昨年9月、ようやく動力分散式高速鉄道を導入するという原則を作った。しかし発注計画は見えない。マレーシア・シンガポール政府が動力分散式を採択すれば、韓国の高速鉄道輸出はまた水の泡となる可能性が高い。出張に行く前に国土部がするべきことは他にあるということを国土部だけが知らないようだ。
(引用ここまで)

 2009年2月に100%の国内技術で動力分散式列車を開発……。HEMU-430Xは2012年に試験車輌ができたんで違うのかなぁ。でも、韓国に動力分散列車はHEMU-430Xしかないような気がするのですけどね。
 HEMU-430Xはもともと、ソウル−釜山間を1時間半で結ぶというコンセプトの下に開発されたのですが、試験走行の結果では最良の条件下でも1時間54分
 列車そのものの性能だけでなく、専用線が必要であるということが分かってしまった悲しい結果になったのですよね。

 現在のところ、KTX2を輸出しようと躍起になっているのですが韓国国内ですら「欠陥列車」として裁判所から正式認定されているものを、外国が金を出して買うわけもなく。実際にブラジルに「KTX2はちょっと……」って入札を取り消されてましたね。

 HEMU-430Xは国内ですら走行実績ゼロ。そんなものを買うところがあるわけもなく。
 まあ、それでも動力分散型だけあってトルクはそこそこあるみたいなので、とっとと国内導入すればいいと思うのですが。
 専用線なしで走らせてそんなに速くないって印象になるのが困るとかそういう理由なんでしょうかねぇ……。

 タイ、アメリカ、ベトナム、ブラジル等々高速鉄道導入の機運は高まっているのですが、そのすべてに出遅れまくり。次世代の輸出品としてKTX1の頃から期待してらしいのですけどね。