慰安婦:韓日間に温度差、「最終段階」とは程遠い現実(朝鮮日報)
 韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部(省に相当)長官による今月21日からの訪日をきっかけに、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる韓日両国の協議の進展に関心が集まっているが、これについて両国で慎重論が出ている。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が慰安婦問題をめぐる交渉について「相当の進展があり、われわれは最終段階にいる」と発言して以来、期待感が高まっているが、現実的にはまだ「妥結寸前」とはいえないというわけだ。

 日本政府の報道官に相当する菅義偉官房長官は18日、首相官邸で日本メディアの記者たちと会い「慰安婦問題に対する日本の基本的な見解は、これまで発表してきた通りだ。その点について韓国側に粘り強く説明し、理解を求めていくという基本的な考えは変わらない」と述べた。これは結局「1965年の韓日請求権協定を通じ、旧日本軍の慰安婦に関する法的な問題は解決済みであり、法的な責任の認定や、それを前提とする賠償などには応じられない」というこれまでの方針を再確認したものと考えられる。菅長官は今月15日の記者会見でも「慰安婦問題は請求権協定によって解決したという立場に変化はない」と述べた。

 韓国政府の幹部もこの日、慰安婦問題について「進展がないとは言えないが、全ての問題を一度に解決できるような状況でもない。より長い目で見守ってほしい」と語った。別の政府関係の消息筋も「過去にないほど右傾化の傾向を見せており日本政府と、慰安婦問題を巡って妥結するというのは非常に困難だ。大統領が期待感を高めるような発言をしたが、現実を認識し、冷静になる必要がある」と話した。 (中略)

 結局、慰安婦問題の進展や韓日関係の画期的な改善は、両国の首脳レベルによる政治的な決断なくしては不可能だというわけだ。このため、外交関係者の間では、今回の韓日国交正常化50周年記念行事に合わせて両国を訪問する特使たちが、相手国の首脳と面会できるかどうかに注目している。両国の首脳が相手国の特使と面会し、メッセージを交換すること自体が、関係改善に向けた意向を確認する物差しになり得るためだ。
(引用ここまで)

 ようやっと韓国にも「慰安婦問題の解決なんてありえないんだ」という認識がこの週末くらいから拡がっているようです。
 ちょうどパク・クネのインタビューがワシントン・ポストに掲載されてから1週間。取材して裏付けをしてみようとしてみたら、どこにも裏付けなんてなかったってことが分かってしまったようですね。

 最初から韓国メディアはそこそこ懐疑的だったのですが、いくつか紹介したように「解決できるのであればそれはそれで喜ばしいし、パク・クネの業績としては特記すべきものになる」って期待が上昇していたのは間違いないのですよ。

 そもそもがこんな舌禍がなければそんな期待の上昇もなかったし、その反動である「やっぱりダメなのか」っていう失望も生まれなかったのですが。
 韓国メディアから「なんでこんな舌禍が生まれたのか」って検証があってもいいと思うんですが。でもまぁ、そんな検証なんて見たことないので無理でしょうね。
 まあ、正直なところ訪米を機に日本に圧力を加えようとした、で正解だと思うのですが。