韓国の国民の89%「自分は中間以下の階層」(中央日報)
 全般的な経済水準とともに月間所得、金融財産、住居、教育の4分野に対する自らの階層点数を1点(下の下)から9点(上の上)まで採点させた結果、大邱市民は自分に3.2438点を与えた。全国17の広域自治体で最も低い点数だ。所得、金融財産、住居、教育水準すべて「下の上」に当たる3点台前半にとどまり全国最下位を記録した。

 ソウル大学行政大学院サーベイ調査研究センターが昨年実施し最近統計分析を終えた「国民認識調査」の結果だ。全国の成人男女5940人を対象に「自身の社会的階層がどこに属するか」を質問した調査だ。

 だが、全国のどの地域、どの分野でも階層評価点数は5点(中の中)を超えることはできなかった。全回答者のうち自分の社会的階層を「中の下」(32.6%)と「中の中」(31.4%)と答えた比率が最も高く、89%は自分を「中の中以下」と考えていた。相対的な高低があるだけで、国民は概して自分の社会階層を中間層以下と感じているということだ。ソウル大学行政大学院のクム・ヒョンソプ教授は、「中産層と不平等認識に対する国民の意見を聞き政府に役割改善を提案するために今回の調査をした」と話した。
(引用ここまで)

 中の中以下と考えているのが89%。中の中が31.4%。中の下が32.6%。
 ということは「下の上〜下の下」、つまり「自分が上中下の下に入る」と考えているのは全国民の25%。
 まだまだ余裕がありますよ。大丈夫大丈夫。
 その認識が正しいかどうかはまた別の問題ですけども。

 というのも、以前にも上位10%の所得が韓国全体の所得の48%を占めているという記事がありました。
 実はこの数字、ある国とまったく一緒なのです。
 どこだと思います?

 実はアメリカとまったく同じ数字なのです。
 もちろん、年によって上下するので、完全一致とはいきませんが。アメリカの最近の数字は5割に届きそうで届かないといったところ。
 ちなみに日本は41%。最近上昇気味。

 所得ではなく資産上位10%にも興味があったので調べたのですが、ちょっと資料が見あたりませんでした。
 ピケティのいうところの「流動的な所得より、積み重なる資産のほうが格差の存在をより明確にする」ってのを見たかったのですけどね。

 少なくとも、所得の面からだけ見てみればすでに韓国はアメリカ並の格差社会なのですよ。
 この視点からすれば、「自分は上中下で下」と考えている層が25%だけであることに、韓国政府はほっとすべきです。

 まあ、中の下+下の(上中下)ですでに57.6%なので、実質的にはもう格差的に破綻していると見てもいいのかもしれませんが。
 人はなかなか自分が「下である」という認識をしたがらないので「いや、まだ中の下だろう」といってねばる人が多いのですよね。第三者から見たときの状況がどうであれ。

 資産の上位10%の数字は英語で探せばあるかなー。継続調査します。