サムスン電子、4−6月期スマホ市場で苦戦…出荷量・シェアともに減少(中央日報)
先月の販売3割急減、中国で三重苦の現代自動車(朝鮮日報)
23日(現地時間)、市場調査機関IDCによると、今年4−6月期の世界スマートフォン出荷台数は昨年同期比11.6%増の3億3720万台だった。

4−6月期の出荷台数を基準とすると、世界スマートフォン市場シェア上位5社はサムスン電子(7320万台、21.7%)、アップル(4750万台、14.1%)、ファーウェイ(華為、2990万台、8.9%)、シャオミ(小米、1790万台、5.3%)、レノボ(1620万台、4.8%)だった。

サムスン電子は昨年同期に比べて出荷台数が2.3%減少した。しかし、上位5社のうち出荷台数が減少したのはサムスン電子が唯一だった。サムスン電子の市場シェアは昨年同期比3.1%ポイント下がった。
(引用ここまで)
 「とても苦しい局面に陥っています」

 現代自動車グループのある役員は、中国自動車市場で自分たちが置かれた状況についてこう語ります。それもそのはず、現代自動車と傘下の起亜自動車は先月、中国市場での販売台数が約3割も急減したのです。上半期で見ると前年同期に比べ約8%の減少です。販売の減少率が次第に拡大していることが、両社をさらにおびえさせています。

 現代自と起亜自は昨年、中国市場でグループの世界販売台数の22%に当たる176万台を販売しました。しかし、最近は中国メーカーの急成長、日本や欧米の競合メーカーによる値下げ攻勢で大きな打撃を受けています。中国の消費者に人気の小型スポーツタイプ多目的車(SUV)などの新車は、まだ準備が足りず年内に発売できそうにありません。さらに悪いことに、中国の乗用車市場は先月、3.2%のマイナス成長となりました。市場のパイが縮小し、価格競争は激しくなる一方なのに新たな武器がない、まさに三重苦の状況です。
(引用ここまで)

 韓国経済を担うツートップともいえるサムスン電子、ヒュンダイ自動車のどちらも苦戦気味。
 かつてはこの2企業だけが好調でKOSPIの値を「錯視」させるほどだったのですが。

 特にサムスンのスマートフォン部門はひどいですね。
 2011年に世界シェアで1位になってから、2012-13はともに世界シェアは30%を超えてまさに「我が世の春」を謳歌していました。2014年は6ポイント減らして24.5%に。
 と同時に減収減益のターンになってしまった、というのは記憶に新しいところ。
 現在のサムスン電子は半導体のおかげでなんとか体面を保っている……というような状況ですかね。

 かつてはモトローラがレイザーシリーズで大躍進。
 しかし、レイザーシリーズに頼りすぎでコケて終了。それに乗じて低価格機路線でシェアを伸ばしたのがノキア。そのノキアはスマートフォンへの乗り換えタイミングを失敗して終了。
 そのどちらも企業買収されてしまいましたね。
 サムスンは両者とは大きさが異なるのでそこまで落ちていくのかは分かりませんが。それにしても企業が栄えてから没落するまでの周期がかなり速くなっているのも確かなのです。

 モトローラは黎明期から延々と携帯電話製造の雄でした。それを退けたノキアも世界シェア1位であった期間は7年だったと記憶しています。
 どちらもシェアで40%を超えるようなまさに「巨人」として君臨していたのに比べ、サムスン電子は群雄割拠の中での頭ひとつ抜け出している状況。2014年の第4四半期には、シェアでアップルに追い抜かれていましたね。
 ま、2012年前後の「我が世の春」はもうこないのでしょう。

 ヒュンダイ自動車も同様に苦戦。
 先日も増収減益シェア減を発表していました。
 中国市場にかなり注力していたのが、中国の景気後退局面+円安ユーロ安で日欧メーカーから追撃を食らっていると。

 あとは労使問題。
 自動車が売れようが売れまいが給料上げろ、経営権よこせなんていう労働組合がある以上、これ以上の質的な向上は難しいような気がしますね。
 じっくりと韓国国内の工場での生産数を減らしていって、海外工場での生産をメインにすればなんとかってところか。

 ツートップがこうなのだから、他の企業がどうであるかってことでもあるのですよ。
 サムスン電子はこの第3四半期の成績が前年同期比でどうなるかがキモ。1年前のアーニングショックを克服できるかどうかが注目点。
 ヒュンダイ自動車は減収減益を増収減益に持ってきたので、ここから増益に持っていけるかどうか。

 ただ、どちらもアップルやシャオミ、日本企業といったライバルが幅を利かせつつあるので苦しくなっている……というのが実際ですかね。
 日本円がリーマンショック以前になっただけでこうですからねぇ。