刑事訴追の対象ではない 日本人記者が主張=産経前支局長公判(聯合ニュース)
韓国検察、2ちゃんねるの書き込みを証拠として提出 記事は「大統領の名誉を傷つける意図」(産経新聞)
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損した罪で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の公判が27日、ソウル中央地裁であった。今回の公判には西日本新聞の植田祐一ソウル支局長が証人として出廷し、加藤氏が書いたコラムについて、刑事訴追の対象になるとは思わないとの見解を示した。(中略)

 植田氏は報道をめぐるトラブルはあり得るとした上で、朴大統領がコラムに不快に感じたことは理解できると説明。ただ、刑事訴追は国家権力がメディアを処罰するものであり、大統領としては適切ではない行動だと指摘した。

 加藤氏の次回公判は8月17日に開かれ、9月21日に結審する見通しだ。
(引用ここまで)
 朴槿恵大統領への名誉毀損で加藤達也前ソウル支局長を在宅起訴したソウル中央地検が、問題とされた加藤前支局長のコラム「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」に対し、インターネット掲示板「2ちゃんねる」などに寄せられた過激な書き込みを集めてソウル中央地裁に意見書として提出していたことが、27日の公判で明らかにされた。

 李東根(イ・ドングン)裁判長は法廷で「低俗な内容なので言及しない方がいい」と述べ、書き込みについて公開しなかったが、関係者によると、「整形のメンテにでも行ってたんじゃないの」「女なんだからデートもするでしょう」など、朴大統領を中傷するような内容がほとんどだという。

 検察側はこの日の公判で、意見書を基に「(加藤前支局長のコラムに対する)日本国民の主な反応は男女関係にあったことが確認できた」とし、「コラムは公共の利益のために書かれた」という弁護側の主張を否定する証拠になると強調した。

 これに対し、弁護側は「メディアでもないサイトに寄せられた匿名の意見」であり、「偏った極端な一部の考え」であると反論。「こうしたコメントが果たして日本国民の意見だとみなすことができるのか、非常に疑わしい」「これらのコメントを、加藤前支局長のコラムに対する日本国民の反応だといえる検察の勇気がうらやましい」などと批判した。

 韓国の司法関係者は検察側の意見書について、「無理な見解であり、出さない方がよかった。加藤前支局長を有罪にしようという焦りが感じられる」と指摘している。
(引用ここまで)

 産経新聞加藤前支局長訴追があと2回ほどで結審する模様。判決は10月ってところですかね。
 弁護側は西日本新聞の記者を召喚して「記事が名誉毀損であるという考えかた自体がおかしい」「日本でもセウォル号事故やパク大統領の動向には読者の興味があった」という証言を引き出している。

 一方で検察側は「記事が名誉毀損の意図を持って書かれた証拠」として2ちゃんねるのログを提出。
 ……無理筋だわ。

 弁護側の「検察の勇気がうらやましい」っていうのは、けっこう韓国ではあることなのですよね。
 盗人にも三分の理とはよく言ったもので、なんらかの形で理屈をこねくり返して「だから被告人が悪い!」ってやるのが韓国のやりかたなのです。
 問題は韓国の場合、裁判官がそれに乗ってしまってトンデモ判決が出ることも少なくないのですが。

 ナッツリターンでも「飛んでいなかったら航路変更罪にはならない」って認定してしまいましたからね……。
 飛行機内で乗客が暴れても飛び立っていなかったら、罪の重い航路変更罪にはならないってことですよ。
 それが危険であるということに考えが及ばずに、財閥を救うことだけに腐心するのでこういうことになるのです。

 個人的には有罪判決が出て、法廷内で拘束→収監までやってほしいと思っているのですが、さすがに今回は無理かなぁ。
 有罪判決を出してくれれば民主主義の皮を被った専制国家であることを世界に喧伝することになるのですが。
 検察というか、裁判そのものが無理筋であるという話は韓国メディアからすらも出ているので無難に無罪判決ですかね。

 そもそもの裁判自体の目的が「大統領府に逆らうとこうやって裁判にかけられるのだ」という脅しを、外国マスコミをスケープゴートにすることで韓国国内メディアに見せつけることでしたから。
 そういった意味ではすでに目的は達成しているのですよね。
 韓国メディアもハンギョレを除いて「産経が悪い」としか言わなくなりましたし、朝鮮日報に至っては自分が書いたコラムをスルーする始末。

 ここで無罪判決を出すことで「ほら、韓国政府はメディア弾圧なんかしませんでしたよ」っていうエクスキューズに使われて終幕……かな。