アングル:サムスン、終わった「栄光の日々」 シェア死守に奔走(ロイター)
サムスン電子、「Galaxy S6」と「Galaxy S6 Edge」の価格見直しへ=米国ネット「日の当たる時代もあったが、今は斜陽だな」(レコードチャイナ)
「ギャラクシー」が大ヒットを収めた韓国のサムスン電子(005930.KS)はここ数年、高級スマホ市場で米アップルを抑え、快走を続けてきた。

しかし先行きは厳しいものになるかもしれない。というのも、低・中位機種市場で台頭する中国の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]や小米科技(シャオミ)[XTC.UL]などライバルと張り合うため、値下げやモバイル部門の利益率低下を受け入れざるをえなくなっているのだ。

問題は、サムスン電子が、格安スマホを売りにしているライバルと同じ基本ソフト(OS)「アンドロイド」を使用していることにある。

ストラテチェリー・ドット・コムのアナリスト、ベン・トンプソン氏は「アンドロイドの高級機メーカーには予想できていたことだ。格安スマホの性能が向上すれば、高級ブランドを買う理由はない」と話す。
(引用ここまで)

 ロイターの記事はかなり公平な構成になっているのではないかなと思われます。
 サムスン電子の苦戦の理由はまあいろいろあるのですが、引用部分に集約されるのですよね。

 かつてはAndroid勢でちょっと速いAPUを搭載して、そこそこ快適に使えた。
 かつバッテリー交換ができてかつmicroSDカードが使えるというiPhoneにない魅力があった。その代償がもたないバッテリーと筐体が熱くなることだったのですが。
 S2〜S3の頃は確かにAndroid陣営を牽引していたかな。

 S4とかS5はかなり迷走していて、「我々はイノベーターだ。なのでスマートフォンに必要ない機能をいっぱいつけた!」とかやっていて、新興勢力につけいる隙を見せてしまって。
 さらにそこからiPhoneに追いつけとばかりに魅力のひとつだったバッテリー交換、microSDカード使用可能といった部分を削ぎ落としたと。
 その結果が現状のGalaxy S6の売れ行き。

 iPhoneみたいなAndroid、しかも高価格っていうのは最悪なのですよ。
 iPhoneが使いたいのであればiPhoneを使うし、Androidを使うのであれば低価格機でもなんら問題ない。
 誰のためにもならない製品になってしまったのですね。 それこそ、中国人ですら欲しがらないような。

 で、「シェアを防衛するために低価格機を投入する」と宣言しているのですが、そこは1年前に語ったように真っ赤なレッドオーシャン。
 もはや巨人となってしまったサムスン電子よりも、フットワークの軽い新興国のほうが有利だと思うのですけどもね。

 まあ、利益率が落ちたからってやめるわけにもいかない規模の事業ですけどね。