【社説】謝罪のない痛切な反省は見せかけだ(中央日報)
【社説】韓日関係悪化を韓国のせいにする安倍首相諮問機関(朝鮮日報)

 安倍晋三首相直属の諮問機関「21世紀構想懇談会」が作った「安倍談話」起草資料が、6日に公開された。この懇談会は今年2月、談話作りのために安倍首相が自分と近い学界・言論界・財界の関係者16人を集めてつくった組織だ。安倍首相の談話発表が数日後に迫る中、懇談会は資料を発表し、安倍談話もまたこの枠組みから抜け出すことはないものとみられる。

 懇談会は、日本が1990年代に「河野談話」や「村山談話」の発表などを通して韓国に何度も謝罪したと言及した。また、98年には金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相の「日韓パートナーシップ宣言」で新たな段階に入ることができた、とも記した。しかしその後、韓国で政権が変わるたびに立場が変わったり、全く違うことを要求してきたりしたとして、盧武鉉(ノ・ムヒョン)・李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クンヘ)3政権を挙げた。最近、米国の朝野を相手に日本側が説明した「韓国側がしきりにゴールポストを動かす」という論理も、そのまま取り込んでいる。懇談会は、朴槿恵政権について「中国に依存し、日本に対する評価を低くした」と述べ、これが対日強硬姿勢につながったと評した。こうしたことが積み重なり、歴代最悪という現在の韓日関係を生んだというのだ。(中略)

 安倍談話は、今月14日ごろに出るという。今回の起草資料に盛り込まれた内容そのままならば、韓日関係の未来は暗くならざるを得ないだろう。安倍談話に対する期待はやめて、「談話後」の対日戦略を考慮するのが賢明な道だ。
(引用ここまで)
安倍晋三首相の戦後70年談話(安倍談話)が光復節(8月15日)前日の14日に発表される予定だという。第2次世界大戦終戦70年を契機に、過去を振り返って未来のビジョンを提示する安倍内閣の公式立場を内外に表明するという重い意味を持つ。この談話が韓日関係を改善し、両国関係が新たにスタートする変曲点になることを願うが、そのような期待はしないのがよさそうだ。安倍談話の内容に関連する報告書が失望感を与えているからだ。 (中略)

謝罪が伴わない反省は見せかけである可能性が高い。自らの過ちで他人に被害を与えたことを本当に反省しているのなら、謝罪をして当然だ。安倍首相が戦後70年談話で侵略と植民地支配、痛切な反省を述べながら、お詫びという最も重要な言葉を抜けば、反省の意は疑われるしかない。安倍談話を契機に日本が国際社会に寄与する普通の国になることを望むのなら、謝罪の表現一つを避けようとして談話の趣旨が色あせてしまう愚を犯してはならないだろう。
(引用ここまで)

 先日、安倍談話のベースになるであろうとされている懇談会が発表した資料について、韓国メディアがえらい勢いで批判しています。
 韓国にとって都合が悪いということは、日本にとって都合がいいことなのです。
 ついでにいえばこの懇談会資料について毎日新聞が社説で「韓国が感情的に反日をしているからといって、こちらまでそんな対応をしても空しいだけ」みたいな話を出していましたが、毎日新聞までがこう言うのであれば日本の国益になることは間違いないでしょうね。

 官邸サイトにあったPDFをざっくりと見てみたのですが中国に対して、台湾に対して、そして欧米豪に対しての配慮はそこそこにありますし、結論としては「全般として和解の道を辿ってきた」という記述なのです。
 しかし、韓国はかなり突き放していて面白いです。
 いわく、「外交しててもゴールポストが動く」、「心情に基づいた外交」、「ノ・ムヒョン、イ・ミョンバクもパク・クネに比べたらだいぶマシ」、「日韓基本条約を平然と覆そうと試みる」とまぁ、言いたい放題。
 そりゃまあ、韓国政府も反応せざるをえません。

 「謝罪なしの反省など意味がない」どころじゃないですわ。
 そうですね、この報告書を基準として戦後70年談話を出してくるのであれば、かなりいろいろなことが期待できると思います。
 それと日本人が現状で感じている平均的な思いをきっちりと書いている報告書になっていますよ。
 一読してもよいと思います。