安倍首相は戦後70年談話で謝罪してはならない(JBPress)
井本 韓国を民主主義陣営にとどめるには、安倍首相の70年談話で「反省」のみならず「謝罪」を表明した方がいい、という声も強いですが。

古田 謝罪は絶対にしてはなりません。歴史を捏造し、韓国の古代専制国家への回帰を強めるだけです。中国や北朝鮮もここを先途と日本への批判を強め、3カ国の連携を強めるでしょう。欧米の対日イメージも悪化こそすれ、良くなることはありません。それに中韓は謝罪がなければないで「日本は反省していない」と批判する。謝罪しないに越したことはありません。

 第2次大戦を日本と戦った米国は「正義は米国にある」と思いたいので、日本の謝罪を期待するでしょう。ドイツも過去のナチス批判をそらすため、日本を悪者にしたいでしょうね。

 しかし、「反省」を表明するだけで十分。日米同盟の強化を考えている米国は、それ以上は望まないし、ドイツも強く言える立場ではない。安倍首相は先見性があるから、その辺をにらんで、お詫びはしないと思います。

井本 「仲良く、仲良く」というマスコミや野党、リベラル派の「お詫び」攻勢にはどうしたら、いいのでしょう。

古田 ネッターたちにガンバってもらいたい。彼らがネットに情報をアップする力はすごい。私が徴用工問題で楽観的なのはネットの力に期待しているから。慰安婦問題の時も戦前の慰安婦の募集ビラなどがネットに掲載され、高給で雇われた実態が知れ渡った。

 均衡中立主義でカッコばかりつける偽善的なインテリよりも、彼らの方が情報を正確につかんでいるし、庶民の常識で判断している。

 江戸の昔から日本にはインテリをからかい、茶化す庶民文化の伝統があった。ネッターはその伝統に則っている。リベラルの似非インテリは彼らを「反知性主義だ」と慨嘆したり、批判したりします。しかし、茶化すには相当の知性と教養が必要で、僕は「反知性主義、大いに結構だ」と思っています。
(引用ここまで)

 古田博司教授との対談記事。
 面白いのは、古田教授、鈴置氏、シンシアリーさんの指している方向がおおまかには合致しているところ。あ、ついでに楽韓Webもね。
 それぞれ言いかたは異なっていますが、「韓国を絶対的な正義として上に置き、日本を下に置くことを至上命題としている」という話です。
 鈴置氏はそれを「卑日」と呼び、古田教授はそれを避けるために「非韓三原則」を掲げている。
 その主たる手段は歴史についての「道徳的」もしくは「道徳性」における優位性。

 この韓国の至上命題である「目的」が見えていないと、慰安婦問題や世界遺産騒動といったものが「手段」であることが見えてこないのですよ。
 たとえ慰安婦問題を解決しても、韓国の目的である「日本を跪かせる」ことが達成できていなければ意味がないのですよね。韓国にとっては。
 この視点に立つと、アジア女性基金の償い金を挺対協が慰安婦たちに受け取らせなかった理由が見えてくるのです。

 世界遺産騒動も常識的な視線で見てしまうと「外相同士の合意があったのに、それを覆してまで嘘をつく意味・目的が分からない」となってしまうのですが、「卑日」が目的であると知った上であれば「ああ、いつものアレね」と理解できるわけですね。

 日本を悪と位置づけることで、現在の韓国の正統性を確立させたい。そのためであれば嘘もつくし、天皇陛下に謝罪要求だってする。
 政府筋にこの見解を伝えられる人脈がどこかにないもんですかねぇ……。 

 あ、それと古田教授は「ネッター」って言いかたはどうにかしたほうがいいと思います。