現代自動車が号俸制廃止提案を撤回 労組の反発で(聯合ニュース)
 韓国の現代自動車が賃金体系の改善に向け号俸制の廃止を提案したが同社労働組合の反発を受け撤回したことが26日、分かった。

 労組は、夏休み前に開かれた同社の「賃金体系および通常賃金改善委員会」で会社側が号俸制廃止を提案したが、夏休み後に開かれた同委員会で提案を撤回したと説明した。

 現代の提案は、賃金体系を勤続年数が増えるにつれ賃金が上がる号俸制から成果主義中心に切り替える狙いがあったとみられる。

 現代の労使は昨年、残業代や退職金などの算定基準となる通常賃金の増額問題解決に向け同委員会の設置に合意した。

 労使は今年6月から賃金・労働協約の団体交渉と並行して同委員会を開いている。委員会の運営が行き詰まる場合は団体交渉も難航すると予想される。
(引用ここまで)

 ヒュンダイ自動車で年齢が行くに従って昇給する制度をやめて、成果給にしようという提案を企業側がしたそうですよ。
 でも、「あの労働組合」が反対してぽしゃったと。
 ま、そりゃそうです。
 ヒュンダイ自動車の従業員といえば、いまの韓国における既得権益の象徴のような存在です。
 中国にあるヒュンダイの工場で働いている中国人労働者の1/10の労働効率なのに、工員で年収1000万円クラスの給料をもらってさらに工員の地位を子供に継承させるためのポイント制度まであるっていう。

 そんな既得権益まみれの連中が、定年延長をおいしくいただける制度をやめるわけがないのです。
 もちろん、そうすることによって新規雇用は絞られて、かつ企業としてのヒュンダイ自動車の体力も削られていくのですが。
 ま、そんなこた知ったこっちゃないですよね。
 いまさえよければすべてよし、なのですから。

 少なくともこれまではそうやることでそこそこうまくいってきた。
 企業自体は世界で有数の自動車製造数を誇るようになったし、韓国国内では圧倒的なシェアを誇ってきた。
 でも、もう状況は変わっているのですよ。
 既報のように中国ではシェアを落とし、韓国国内では外国車が売れるようになってきてかつてのように国内で高く売って、国外でダンピングなんていうこともできないようになってきた。
 なによりも人口ボーナスが枯渇することで、韓国国内での実需が落ちること。
 そして来年からの定年延長で、これまでやってきた「45歳で『名誉退職』させて人件費の削減」ができなくなったのですよね。

 韓国企業にとってパラダイムシフトといっても過言ではない、冬の時代がこようとしているのですが、ちゃんとそれに備えられているんでしょうか。