朴大統領、「中韓は堀を越えて川になっており今では大きな海へ」(Wow!Korea)
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は4日、「中韓関係はすでに堀を越えて川になっており、今では大きな海へ向かっている」と述べた。

 朴大統領はこの日の午後、中国・上海市内のシェラトンホテルで開かれた中韓ビジネスフォーラムに出席し、祝辞として「中国の李鵬総理は修好当時、中韓関係を『水が流れれば自然と堀になる』という意味の“水到渠成”と比喩した」として明らかにした。

 また「周易に“二人同心 其利断金”という言葉がある。『二人が一体となれば固い鉄も切ることができる』という意味だが、中韓の企業が一体となって力を合わせれば、目の前の経済危機の克服はもちろん、両国が世界経済の中心になることができるだろう」と強調した。

 朴大統領は「中国戦勝節70周年を迎え、中韓の交流が一番活発である上海で中韓経済協力の方向性を議論することになり、極めて意義深いと考えている」とし、「両国の根の深い文化的な資産と伝統が、最近の“漢風”や“韓流”という新たな文化交流を通じて両国民の気持ちを一つにつなげている」と強調した。

 その例として「昨年、中国で放映された韓国ドラマがきっかけで“チキン&ビール”がブームになっていると聞いているが、韓国においてもシシカバブを食べながら中国ビールを飲むということがありふれた光景になった」とし、「中国で韓国ドラマやK-POPが大きな人気を集め、韓国では中国語学習ブームが起きている」と述べた。

 さらに「両国間の通貨スワップが締結され、中国元と韓国ウォンの直取引市場が開設されるなど金融協力も加速しており、昨年締結された中韓FTA(自由貿易協定)は両国の経済協力の新たな時代を切り開いてくれるだろう」と述べた。

 そして、中韓FTA効果を極大化できるよう両国の企業はFTA活用戦略を前もってしっかり立てなければならず、両国間の協力を保健医療や文化などに多辺化し、AIIB(アジアインフラ投資銀行)を通じたアジアのインフラ開発にも中韓が協力を強化していかなければならないと強調した。
(引用ここまで)
 ……もちろん、祝辞なのでしょうけども。
 なんつーか、もう自覚症状まであるんですね。

 いや、もしかしたら自覚症状ではないのかも。これはむしろ無意識・無自覚でこういう言葉が出てきたのかもしれません。
 自分たちは中国という大河に呑まれつつあるという意識はどこかに確実にあるでしょうから。
 その反映であると考えるのはおかしな話ではないでしょう。

 んで、もっとも政治家として輝いているその時に、そういう言葉がぽろりと出てきた。
 もはや中国と韓国は易経の二人同心であると。中国という川に韓国は呑まれているのだと。
 ……まあそれが実際のところですからね。

 西側陣営からすべて放逐されるというわけではなく、まあアメリカもつきあいは残すでしょう。
 10月のパク・クネ訪米を断ったりもしないでしょうし。
 でも、今回の一件で「見切られた」部分はあるでしょうね。

 反米という意味ではノ・ムヒョンのほうがひどかったという話もありますが。
 ノ・ムヒョンの時は単純な反米であり、「あいつ頭おかしいんじゃねえの?」くらいの扱いで終わっていたのですよ。
  今回は反米傾中ですから。ちょっと事情が違うのです。
 より深刻度が高いというべきでしょうかね。
 それだけにアメリカ側も(そして日本も)、真剣に見切りを考えなければならない局面にきています。

人生は見切り発車でうまくいく
奥田 浩美
総合法令出版
2015-03-31