【記者手帳】賃上げ求める現代重工労組、FIFAで直談判!?(朝鮮日報)
 基本給や成果給の引き上げなどを要求し、20日以上にわたりストを行っている現代重工業労働組合が、来月18日に国際サッカー連盟(FIFA)の本部があるスイスのチューリヒにメンバーを派遣するという。その理由は、FIFA会長選挙の候補者登録を控えている鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会名誉会長(峨山社会福祉財団理事長)に対し、基本給を月12万7560ウォン(約1万3130円)以上引き上げるよう求める要求を貫徹するためだ。

 現代重工業労働組合は16日付の会報で「現代重工業の実質的な経営者で筆頭株主の鄭夢準氏はFIFA会長選挙に先立ち、賃金の引き上げと労働条件の改善にまずは応じなければならない」とした上で「組合幹部を含む4人をスイスに派遣する」と表明した。組合は今回のメンバー派遣について「鄭夢準氏の落選運動ではない」と説明している。

 しかし組合はスイスで現地の労働組合などと協力し、会長候補者たちの資格について審査を行うFIFA倫理委員会との面会を要求しており、また現代重工業に船舶を発注した船主やFIFAのスポンサー企業などにも組合の考えを伝えたいとしている。つまり現代重工業の労働者は「自分たちのひどい待遇や労働環境」を海外に広く伝えることで、鄭夢準氏は道徳性に問題があることを印象づけ、FIFA会長選挙での当選を阻止する構えのようだ。

 ただその一方で現代重工業の社内でさえも、組合がメンバーを派遣することについて「組合は国際社会で自分から恥をかきに行くのか」といった批判の声が根強い。組合の掲示板には「ストへの参加率を高めるため前回は商品券を配布していたが、今回は国に恥をかかせようとスイスにまで行くのか」「国民からの非難も根強いのだから、スイスへの派遣は一度考えてみた方がよい」などの書き込みも見られる。

 財界でも組合の行動について「理解できない」といった反応が相次いでいる。ある財界関係者は「昨年だけで3兆ウォン(現在のレートで約3100億円)以上の損失を記録した企業で、労働組合が賃金の引き上げを要求しストを行うだけでも理解しがたいのに、今度は賃金交渉の場を国際社会に移すというのだから、どう考えても理解しがたい」「韓国の労働団体はもちろん、国民にも恥をかかせる非常識な行動だ」と強く批判した。

 FIFA会長は国際オリンピック委員会(IOC)委員長と並び、世界のスポーツ界で大きな影響力を持つ。そのためスポーツの分野で国際的にさほど影響力があるとはいえない韓国からFIFA会長が選出されれば、国威発揚に大きなプラスになると期待するスポーツ関係者は多い。

 あるスポーツ関係者は「鄭夢準氏の出馬は決して簡単なチャレンジではない」と前置きした上で「全ての国民が力と声を合わせても足りないような状況で、労働組合は自分たちの利益だけのため選挙にマイナスとなる行動を起こしている。非常に残念なことだ」と述べた。
(引用ここまで)

 韓国の労働争議くらい面白いものはないと個人的には思っているのですが。

 ・香港で整然としたWTO反対のデモ→3日後→600人の韓国人逮捕
 ・GM大宇、KIA、ヒュンダイのすべてで正社員世襲制度要求
 ・海外に工場進出するならインドにも韓国式労働争議を輸出してやる

 等々、なんというか韓国人の労働争議における創造性の高さは画期的なものがあるのですよ。

 で、今回は現代重工業の労働者が、FIFAに向かって落選運動をするっていう労働争議。
 「給料を上げろ、さもなければ会長選で邪魔をしてやる」ってことですね。

 まあ……新しいわ。 
 で、それに対して韓国では「せっかくFIFA会長になれる機会なのになんてことを……」みたいなリアクションが出ているってことなのですが。
 心配しなくても当選するようなこたないから。安心してくださいな。