お金で済ました 1800トン級 ‘騒音’ 潜水艦実戦配置(KBS/朝鮮語)
<アンカーコメント> 潜水艦の戦力としての核心は、隠密性と生存性を高めることができる潜航能力です。
ところが、韓国海軍最新鋭潜水艦の「水中騒音」が基準値を超えたにも関わらず、数十億ウォンの賠償金だけ払わせたまま、実戦配置されていたことが確認されました。
ファン・ヒョンテク記者です。

<リポート>
去る5月、実戦配置された4隻目の1800トン級潜水艦、金佐鎮艦です。
最長2週間の潜航が可能となっており、作戦中の騒音を最小限に抑えられるというのが軍の説明でした。
ところが配備されている1800トン級潜水艦4隻すべて「水中騒音」が基準値を超えたまま、実戦配置されたことが明らかになりました。
最大で基準よりも40デシベル以上の値が測定されたりもしました。

「水中騒音」は魚雷や機雷攻撃に口実を与える致命的弱点で、基準自体が軍事機密です。
それでも軍当局は騒音基準を作戦要求性能に義務的に含ませる代わりに、ドイツ潜水艦製作会社に約80億ウォンの 損害賠償金を払わせることで終了しました。

キム・シチョル(防衛事業庁スポークスマン):「損害賠償金を請求する理由は企業に対して騒音基準値に近付けるように誘導するためです」

今後も問題です。
海軍は2020年までに、1800トン級潜水艦5隻と3000トン級潜水艦3隻を追加導入するのに、今回の騒音基準を 「作戦要求性能」に含ませなかったのです。

<インタビュー>アン・キュバック(国会国防委員)「潜水艦の核心性能を確保するためには、水中放射騒音を要求性能条件 (ROC)に反映してこれを充足するようにしなければなりません」

これら潜水艦12隻を配備するために投入される事業費は7兆ウォンを越えます。

KBSニュースファンヒョンテクです。
(引用ここまで)

 当初から214型には騒音問題が延々と取り沙汰されていまして。
 ギリシャに納入されたドイツのHDW社で組み立てられた1号艦も水漏れやら騒音騒ぎでえらい騒ぎだったのでした。
 韓国でも騒音が出るということで20ヶ月に渡って修理中でしたね。

 他にも不具合はありまくっていたのですよ。
 電池の不具合があって、かつそれを知っていたけど天下りのために採用しただの、ボルトがかみ合わないのでドイツから技術者を呼んだけど直せなかったので初期に製造した3隻はまったく動かせなかっただのありました。
 お笑い韓国軍の本領を忌憚なく発揮してくれた潜水艦でもあるのですよ。

 韓国では最初から現代重工業が製造していて、かつ鋼板も韓国製。
 そりゃあ……まあ、そうなるでしょうってもんです。

 記事からは騒音問題の原因が動作音なのか、スクリュー由来のキャビテーションノイズなのか分かりませんが、まあおそらくは後者なのでしょう。
 「基準よりも40デシベルも大きい」となっていますが、基準値が分からない上に、デシベルは相対値(距離の自乗で減衰する)のでどれくらい大きな音なのかはちと不明。

 「魚雷戦で致命的」とあるから、キャビテーションノイズでしょうね。
 ちょっと前に韓国の214級のスクリューに無数のひびが入って交換したという話もありましたし。

 で、その騒音問題に対して韓国海軍は8億円ほどの賠償金を受け取って終了にしたと。
 いや、以前から比べたら進歩したんじゃないですか?
 イスラエル製の軍事衛星で納入が遅れたときも遅延金を要求できる立場だったのにしなかったことに比べたら、進歩といえるんじゃないでしょうかね。
 たとえ、これから追加取得する214型と、3000トン級に関しては騒音について要求しないことになったとしても。
 ドイツとしても「うるさいからとりあえず8億円支払ってやれ。その分、次からの艦に上乗せすりゃいいや」ってなところでしょう。

 しかし、3000トン級に関していつものように「韓国の独自技術で建造」って言っていたんですが、やっぱりドイツと共同開発(というかライセンス生産? 設計依頼?)だったのですね。
 ま、案の定ですが。

 追記:誤読してました。3000トン級については「騒音はROCに入っていない」というだけでした。