VWの排ガス不正を明らかにしたICCT「現代自動車は新基準の通過困難」 (ハンギョレ)
 フォルクスワーゲンの排気ガス トリックを明らかにした国際清浄交通委員会(ICCT)が15日に発刊した白書「EURO6 乗用車の窒素酸化物抑制技術」によると、同委員会は「実験室ではなく実際の道路条件方式(RDE)で合計32台を調査した結果、ボルボ、ルノー、現代自動車の実験車両(各1種)が窒素酸化物を非常に多く排出した」と明らかにした。 委員会は続けて「現代自動車などが大気汚染物質である窒素酸化物抑制システムを改善しなければ、実際に道路上での排出ガス測定テストが適用されれば該当車両は基準を通過できず、ヨーロッパ連合(EU)市場から追い出されることになるだろう」と明らかにした。

 白書によれば、現代自動車の車両は、実際の道路条件方式のテストで窒素酸化物が基準値の6.9倍に達した。 ルノーは8.8倍、ボルボは14.6倍に達した。今月からヨーロッパ連合と国内で全面適用されたEURO6排出ガス基準上、窒素酸化物の許容値は80ミリグラム/キロメートル以下だ。今回の調査で現代自動車の実験車両は走行距離1キロあたり窒素酸化物553ミリグラムを排出した。

現代自動車の調査対象車種は準大型クラスだとし、モデル名は公開されなかった。ただし、これら車両は現行の実験室条件での測定方式では全て排出ガス基準をかろうじてクリアーした。 現在、EURO6排出ガス測定方式は、実験室条件でなされており、2017年9月頃から実際の道路条件に基準が変わる予定だ。
(引用ここまで)

 えーっと、なんのソースも出せませんので眉に唾をつけて読んでほしい話。
 日本の自動車企業に勤めているエンジニアが「欧州車のクリーンディーゼルはおかしいわ。それほどの技術差があるわけがないのは分かってる。エンジンを解体してもうちと似たような構成要素しか出てこない。触媒も大きく変わるわけでもない。でも、テスト環境で出てくる数値が違う。圧倒的に違う。そんなに変わるっていうのは物理的にありえない話なんだよな……」という話をしていましたよ、と。
 まあ、VWの件については多くの日本車メーカーの社屋でひざを叩く音が響いていることでしょう。「ああ、そういうからくりだったのね」と。

 さてさて、ヒュンダイ自動車。
 こういった環境団体が「実際の燃費」や「実際のNOxの量」を計測してしまう時代になったのですね。
 そして、それをインターネットでひょいひょいと公開してしまう。
 メーカーにとっては怖い時代になったものです。
 消費者にとってはありがたいことですけどね。

 前回の燃費偽装も、今回の窒素酸化物の量もやり玉に挙げられたのがヒュンダイというところに面白さを感じてしまうのでうちだけでしょうかね。
 技術力では太刀打ちできないので、価格競争でなんとかしたい。
 でも、それだけでは自尊心が満足できないので数値をいじってなんとかする。

 まあ、今回に関してはまだ「将来の基準に現行車が達していない」というだけなので、悪質なものではないのですが。
 自動車産業は総合力を戦わせる時代なんですよね。
 デザインや足回りなんかの一点突破でなんとかできるような時代はずっと前に終わってしまっていた。
 すべてが80点のメーカーと、いくつか100点があっても50点の部分がひとつあるメーカーとが比較されるとき、前者は80点のメーカーとして認識されて、後者は50点のメーカーと認識されるわけですね。
 特に環境関連性能ではそうなると。

 時限ストなんてやってる場合じゃないと思いますけどね。
 まあ、ヒュンダイ自動車の工場労働者がストをしなくても解決できるような事柄ではありませんが。