日本より安く戦闘機購入して技術移転望んだことが無理=韓国(中央日報)

 そこそこ冷静に今回のKFX事業が崩壊しつつある状況を俯瞰して書いている記事です。
 なかなか面白い事情がからみあっていますね。かなりの長文で抜き出しも難しいので、興味があったらリンク先からお読みください。

 ざっくり書くとF-15SEなら旧世代ではあっても技術移転も保証されていたのだけども、空軍長老の横槍でF-35Aに変えた時点でそれが霧散した。
 でも、防衛技術庁はそうは発表できずに「最新技術移転がある」と嘘の発表。
 そもそも、イスラム教国家であるインドネシアとの共同開発でアメリカからの最新の技術移転ができるわけもなかった。
 もちろん、韓国国内でそんな最新技術を開発するのは無理。
 最新技術移転、共同開発による開発費の軽減、自前の技術力のなさ、空軍による最新機種への渇望。

 空軍、防衛技術庁、大統領府がそれぞれ都合のいいことをアピールしあって、すべてが崩壊したといったところでしょうか。
 韓国国内だけであれば声闘によって声の大きな人間が勝利するのですが、そんなものは国外に通用するわけもなく。
 KFXは最初から破綻する以外になかったのですね。

 2020〜30年代の戦力空白化はまったなしなのです。
 今朝のエントリで書いたF-5の退役延長ももはや無理があるしなぁ……。F-16のBLOCK50/52以前の旧機種をリースするくらいが現実的な回答なのでしょうが。
 現状で20機とされているFA-50をあと50機くらい増産すればいいんじゃないでしょうかね。対北であれば問題ないでしょ。

 あと日本がF-35Aを42機、2兆4000億円で購入したっていうのはあっているような、間違っているような感じです。
 2012年時点で機体価格は42機で100億ドル、関連経費を含めると1.6兆円になるってことだったので、それを現在の円ドルレートで計算し直すとそんなとこになるんでしょうが。
 韓国だってFMSで売却される機体価格だけで済むわけがないのですけどね。

 あとAESAレーダーに関しては日本はアメリカから技術供与を受けるまでもなく開発に成功してますんで。というか、アメリカに技術供与している立場なのです。
 まあ、「日本は韓国の3倍も振り込んだのに技術移転してもらえなかった」って書きたいだけなのでしょうけども。