韓国の外交・安保担当閣僚、「中谷発言」「南シナ海」で物議(朝鮮日報)
【社説】国民など眼中にない韓国外相(朝鮮日報)
 ところが尹長官は20日、国会でオバマ大統領によるこの発言について見解を問いただされた際、上記の見方を否定した上で「南シナ海の『み』の字も(オバマ大統領は)口にしなかった」「メディアによる単なる解釈にすぎない」などと答弁した。(中略)

 その尹長官が翌21日には「オバマ大統領が南シナ海問題について言及したことと関連して」と口にし、前日の発言を自ら否定する形となって再び批判にさらされた。つまり尹長官はこの発言によって「オバマ大統領が『南シナ海』という言葉を使った」と自分から認める形となり、前日の主張と矛盾してしまったからだ。
(引用ここまで)

 ユン・ビョンセが「あの共同記者会見でオバマ大統領が言っていたのは南シナ海のことでない。曲解するな」って発言したそうです。
 それでなんとかやりすごせるって思っていたんでしょうかね……。
 案の定、非難囂々でその翌日に自分から「オバマ大統領の発言があった南シナ海のことで……」と言ってしまったという。
 ごまかすのは自分の髪だけにしておけって話ですわ。

 さて、非公開の米韓首脳会談の場での発言であれば「こういう発言があった」と報道されても「いや、それは違う」だの「そんな話は出なかった」って言いくるめることもできたでしょうけども。
 共同記者会見の場で名指しで「韓国も中国を非難できるようになれ」って言われているのですからね。
 記者会見の場では南シナ海のことと直接的にはコメントしていませんが、ここ数週間の流れから見れば当然誰もが南シナ海でのことだと理解するはずです。

 すでにパク・クネが訪米する前の13日にはカーター国防長官とケリー国務長官が揃って「アメリカは南シナ海で艦艇が航行する権利を持っているし、未来もそれは変わらない」っていう記者会見をしているのです。
 これがオーストラリアとの2+2会談後の共同記者会見であったことも注目点ですが。
 当然、その文脈でアジア各国に「中国を非難するコメントを頼む」という注文があっても不思議ではないのですよね。
 日本はすでに安倍総理がASEAN+3等、機会ある度に非難声明を出しています。
 フィリピン、ベトナムといった権益がからんでいる周辺国も同様。

 で、その直後に訪米したのですから当然、パク・クネも言われたのでしょう。首脳会談時に。
 でも、もはや戻ることができないところまで中国傾倒を深めてしまっているパク・クネはそういった非難のコメントを出すことは不可能。
 この態度にアメリカも業を煮やしたのでしょう。
 共同記者会見の場で第三国を非難して「韓国も同様に非難できるようになれ」なんて言うことは相当に異例です。

 ついでに言うと、先のカーター国防長官のコメントの中で面白い部分がありまして。
「これは単に、アメリカがコミットするだけではない。アメリカとオーストラリアは、多くの隣国の国々と歩調を同じくするものだ。日本、フィリピン、インド、ベトナムなども含まれる。どの国も地域の反映のために、解決を望んでいるのだ」
(引用ここまで)

 おや、血盟国がいませんよ?
 もはやあちら側と考えられているのか、当該国であるとは考えていないのか。
 単純に小さな存在なのでフォローされていなかったのか。
 どれも可能性はありますが、アジアの大きな同盟国をあえてここで外すのにはなんらかの意図があるように見えますね。