安重根の遺骨発掘で協力…中国と韓国の首相(読売新聞)
 韓国の黄教安首相は2日、ソウルで中国の李克強首相と会談し、1909年にハルビンで初代韓国統監の伊藤博文を暗殺後、処刑された朝鮮独立運動家・安重根遺骨発掘のため、中国で詳細な調査ができるよう協力を要請した。

 李首相は「中国国民にとっても英雄だ」として、協力する方針を示した。

 ハルビン駅には昨年、「安重根義士記念館」が中国側の資金で開館し、日本政府が抗議したこともある。

 この日の会談では、中韓の経済協力拡大などでも一致。かつての陸と海のシルクロードを中心に中国主導で巨大経済圏を構築する「一帯一路」構想を念頭に、中韓共同での第三国市場開拓や、中韓自由貿易協定(FTA)の早期発効を目指す立場を確認した。
(引用ここまで)

 これまでも安重根の遺骨捜索に関しては日本政府に何度も打診というか、命令がありまして。
 一番強烈だったのは、「青山里戦闘で勝利に次ぐ勝利を挙げ、大韓民国臨時政府の勇敢さをその身で証明した金佐鎮」の孫である金乙東という議員が、当時の松本剛明外相に「おまえは伊藤博文の子孫か。私は金佐鎮の孫だ。安重根義士の遺骨捜索を手伝え」って命令してきたことですかね。
 ちなみにこの松本元外相は民主党にさじを投げて、最近離党した人です。

 その他にも安重根没100年にあたっていた2010年にも「遺骨捜索の資料を提供してほしい」だの、「遺骨が見つからなければ天皇訪韓に反対する!」という、日本にとっては渡りに船な提案をしてくれた人もいましたね。
 共通して言っているのは「日本は記録を残す文化があるから、確実に資料を持っているはずだ」ということなのですけども。
 その日本人がいくら探しても慰安婦強制連行への軍の関与があったという資料が見つからないのですけどね(笑)。

 ま、それはともかく。
 安重根の遺骨発掘は韓国人の悲願と言ってもまあ過言ではないでしょう。
 で、処刑は現在の中国領内で行われたのは間違いのない事実。なので韓国側としても本格的な捜索はできないのですね。
 そこで今回、韓国側から中国に「自由に捜索させてください」って頼んで、快諾されたわけです。

 中国のこういうところは本当にうまいですよね。
 そもそも、安重根記念館ってパク・クネがハルピン駅に安重根記念碑を建立させてくれっていうお願いをしたら、それが安重根の銅像になり、さらに記念館になり、それが2倍に拡大されたという経緯があるのです。
 中国にしたら韓国側からの歓心を得られるのであれば、投資として安いものですよね。日本からの抗議も受けてさらに共感を得ることができて一石二鳥。

 人たらしというかなんというか。
 思えば紀元前3世紀頃の戦国時代にはすでに六韜を書いてた連中だもんなぁ……。
 韓国が簡単すぎるっていう話もありますけどね。