週刊ダイヤモンド 2015年10/31号 ビジネスマン6000人に聞いた「本当の日韓大問題」

 週刊ダイヤモンドが先月26日発売号で韓国に関するけっこうな特集をやっています。やっていました、なのですが電子書籍版があるので雑誌のバックナンバーも入手しやすくなっています。

 短評でピックアップされた「日本のビジネスマンの80%が『韓国は必要ない』と言っている」という部分だけが注目されていますが、それだけではなく。
 さらにいえば経済だけではなく、韓国社会全般についての特集となっています。
 ページ数でいえば34ページなので、巻頭大特集といえるのではないでしょうかね。

 構成は「好きな国・嫌いな国はどこですか?」というようなアンケートからはじまって、件の「韓国経済にとって日本は必要か(必要が7割)」、「日本経済にとって韓国は必要か(必要ないが8割)」というビジネス関連のアンケートがパート1。

 で、パート2では主として韓国のメディア論が語られています。
 日韓関係はPV至上主義になったそれぞれのメディアが悪化の原因であるという論を敷いています。まあ、そういう部分もあるとは思いますけどね。正直なところ。最後の韓国マスコミの東京特派員による座談会はちょっと面白い。

 パート3は韓国経済が内包しているリスクの特集。
 ここでは借金の利息すら返すことができないゾンビ企業や、日本企業が進出している金融の話、円安の影響に加えて、楽韓Web以外があまり語っていない韓国の「家計債務+不動産投資への偏重」が招いている不動産爆弾(いま命名)の話に言及しています。これは珍しい。

 最後のパート4では韓国の社会問題にも切り込んでいます。パク・クネの二股外交や財閥の現状、日本からの投資についても書かれていますね。あ、それと中国人観光客争奪戦についてもちょっとだけ。

 とてもよくできた特集です(上から目線)。
 下手な単行本を読むより、この特集を読んだほうがいいんじゃないかという気すらします。
 現状の韓国経済のポートフォリオがざっくりと分かりますね。
 韓国経済で楽観視できる要因はゼロ、ということがよく分かってしまいます。

 ただ、パート2の「メディアによる反日嫌韓」は実態を反映していませんね。下地があるのですよ。
 そこにスパイスのようにメディアの煽りがはまっているのですが、すでに日本人には嫌韓という下地が形成されているのです。イ・ミョンバクの天皇謝罪要求や原爆は神の懲罰、そして世界遺産騒動といった韓国人の行動を嫌気してのものですよ。
 それをことさら「メディアの責任が云々」いうのは違うと思いますね。影響はゼロではないですが。

 ただまあ、買って読むくらいの価値は充分にあると思います。
 本当によくまとまっていますよ。