【社説】日本のダーティープレーと韓国外交部の無能(朝鮮日報)
 日本の安倍晋三首相は今月2日の韓日首脳会談で、旧日本軍の慰安婦問題の早期妥結に向けた交渉を加速化することについて朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と合意した。会談の直後には、日本メディアに対し「今年が日韓国交正常化50周年ということを念頭に置いて交渉していく」と述べた。国交正常化50周年に言及したのは、慰安婦問題の年内の妥結を第1の目標として努力していくという意味だと考えられ得るものだった。

 ところが安倍首相は、帰国するや否や、これを覆すかのような発言をしている。帰国した日の夜には日本テレビの番組に出演し「慰安婦問題は1965年の日韓請求権協定に基づき、完全に解決されたという基本的な立場に変わりはない」と語った。今月4日には与党・自民党の幹部に対し「年内(の妥結)という話が出ているが、年内と(期限を)切ると難しくなる」と述べたと報じられた。すでに解決したというなら、一体何についての交渉を約束したのだろうか。「年内は難しい」というのなら、なぜ「国交正常化50周年」に言及したのか、理解できない。 (中略)

 首脳会談の後日談が日本メディアを通じて連日伝わってくるというのも正常とはいえない。「日本側が『慰安婦問題のために首脳会談ができないというのなら、なすすべがないと意地を張ったため、韓国が譲歩した』「日本側が昼食会を提案したのに、韓国側が拒否したため、安倍首相の周囲では『昼食会ごときで国益を損なうことはできない』という話が出ている」などと、一方的な内容ばかりが伝わってくる。日本はいつでも堂々と構えてきたというわけだ。このような後日談は、日本が果たして今回の首脳会談に真摯(しんし)な姿勢で臨んだのかという疑問を生じさせている。 (中略)

 韓国の外交部(省に相当)も嘆かわしいのは同じだ。外交部が最初から、(首脳会談について)全てを透明な形で明らかにしていれば、日本のダーティープレーがこれほどひどい状況にはならなかったはずだ。韓国政府は何を心配したのか、南シナ海での中国による海洋進出問題や、日本産水産物の輸入規制問題、産経新聞の前ソウル支局長に対する裁判の問題など、首脳会談で議題になった懸案を公開せず、日本の外務省が公開した後になってそれを認めた。3年6カ月もの間首脳会談を拒否したことで、何ら成果を得られなかったことが恥ずかしかったからなのか。日本はこのような外交部の弱点を見透かして、つまらない後日談を流しているのだ。韓国政府は首脳会談で何ら成果を得られなかった上、事後の管理にも失敗した。外交部の無能ぶりは、到底隠しようがない病だ。
(引用ここまで)
 先日の「日本側が勝手に歪曲した事実を流出させている!」ってヤツの続報ですね。
 「日韓国交正常化50周年」の言葉を入れたから年内解決のはずだって(笑)。
 そんなことが双方の了解事項として入っているのであれば、それこそステートメントが発表されますわ。
 書いていないことを勝手に推し量って、それを裏切られたからって怒り心頭ってんじゃ話が通りませんわな。

 「解決に向けて協議を加速する」のであれば、局長級会議をこれまでの開催平均より1日だけ早めたって「加速」していることにはなりますしね。
 「年内解決」っていう確実な言質を取れなかった時点で負けなのです。
 おまえらが世界遺産騒動の時にやったことを、意趣返しでやられているんだっていうことに気がつけよ。

 最初の「日本側が流出させている」ってエントリでも書いたのですが、こうやって片方から有利な情報だけをリリースされてほしくなければきっちりと共同記者会見して、共同ステートメントを出せばよかったんですよ。
 「○○を双方の理解として発表した」っていう形にしておけば、そこからはどうしたって抗えない。二人が揃って記者会見していればこんな風にはならなかったのですよね。

 訪米したときのオバマ大統領との共同記者会見がだいぶトラウマになっているのかもしれません。
 事前打ち合わせなしでずばっと言われてしまって、言葉を濁すことすらもできずに立ち尽くすなんてことはもうやりたくないのでしょう。
 あるいは避け続けてきた日本側の記者からの質問に答えること避けたのかもしれません。

 でも、韓国がそうやって情報封殺をしようっていうなら、日本側は逆にオープンにしてしまえっていうことで。
 韓国側は情報を出したくないからこそどんなに言われても、それをあとから認めるだけで自分から情報を出さないのでしょうね。
 それを日本側が理解しているからこそ多少、話を盛っているにしてもやりたい放題なのですよ。
 そもそも、「会談内容を流出させない」なんて約束なんてしてないでしょうにね。