急遽判決公判延期のわけは…「外国の判例検討に時間必要」 日韓関係へ「潜在的影響力大きく」(産経新聞)
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領への名誉毀損(きそん)で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の判決公判が、26日から12月17日に延期された。ソウル中央地裁が加藤前支局長の弁護人に23日、延期を通告した。

 延期理由について同地裁は弁護人に明らかにしなかったが、聯合ニュースによると、地裁関係者は「十分な時間の余裕をもって、証拠関係と法理上の争点を慎重に検討してから、結論を導き出すために延期した。記録や法理の検討、外国の判例などを深く検討するのに、時間がさらに必要だ」と語った。

 また、聯合ニュースは23日、「加藤前支局長問題は韓日関係に占める潜在的な影響力が大きく、韓国外交当局も判決に神経をとがらせている」と報道。今月2日の日韓首脳会談で、「交渉の加速化」で合意した慰安婦問題の協議にも影響を及ぼしかねないと分析しているという。

 検察側は10月の公判で懲役1年6月を求刑。弁護側は無罪を主張している。
(引用ここまで)

 どうも韓国はこの事件の余波を甘く見ていた節があるのです。
 報道の自由を制限することが、民主主義国家としてどれだけ致命的なものであるのか把握していなかったというべきか。
 これまで「正義の韓国が悪の産経新聞をやっつける」くらいの簡単な気分だったのではないでしょうか。

 今年のパク・クネの年初記者会見でもアメリカの記者から「韓国には報道の自由がない」って言われて、「各国ごとに事情は異なる」とかちんぷんかんぷんな返答をしていたり、あるいは外交部報道官が「韓国の報道の自由はどの国よりも保証されている」とか言っちゃっているのを見ても分かるように、この問題がそこまで大きく取り上げられたり、国際関係に大きな影響を及ぼすようなものではないと考えていたっぽいのですよね。

 もちろん、日韓首脳会談で話題に挙がるようなものであるとも考えていなかったのでしょう。
 こうやって今さらながらに大事であるということを知らされて、慌てて対応しているってところですかね。
 産経新聞や加藤前支局長にとっては有罪になるほうが「おいしい」のは間違いないのですが。

 独立を自分たちの手で勝ち取ることもできず、自由や民主主義の重さも知ることがなかったので、物事の軽重が理解できないのでしょうかねぇ……。