野球:「21世紀最悪のドーム球場」に批判殺到、ソウル市が大幅改修へ(朝鮮日報)
 ソウル市とソウル施設公団が問題だらけだと指摘されている韓国初のドーム球場「高尺スカイドーム」の大々的な改修作業に着手することになった。

 同市と公団は、最も批判が集まった「おむつ座席」(31の座席がすき間なく並んでいるため、真ん中の座席に座るとトイレにも行けないことから、おむつをしなければならない座席だという意味)については、中央の3座席を来年4月1日のプロ野球開幕までに撤去して通路を設けることにした。これが実施されれば現在の1万8076席が1000席ほど減ることになる。

 また、屋根がないためファウル打球や観客が投げるゴミが選手たちに当たる可能性が高いと言われたダグアウトについてもすぐに工事を実施し、年内に屋根を設置する方針だ。こう配が急な4階観客席は、階段の端にある手すりの高さを現在の1.2メートルから1.5メートルに高くするほか、階段の左右に高さ90センチの手すりを作り、階段がよく見えるよう蛍光表示と案内表示を設置することにした。ソウル市体育政策課のイ・ヒョンサム課長は「高尺ドームに多くの問題点があることは認める。専門家の諮問などを通じて来年のプロ野球開幕までにできるだけ改善したい」と語った。

一番新しいのに、プロ野球球団の本拠地となっている9球場の中で最も小さい電光掲示板も改善が急がれる。今の電光掲示板は縦7.6メートル×横24メートルで、内野でもオペラグラス(双眼鏡)を使わなければ見えないほど小さい。

 ソウル市は「来年この球場を本拠地として使用するネクセン側と共に、ライト側とレフト側に補助電光掲示板を設置するかどうか協議しているところだ」と明らかにした。設置することになれば、さらに5億−7億ウォン(約5300万−7400万円)費用がかかる。センターの電光掲示板を全面的に取り換える場合は30億−40億ウォン(約3億2000万−4億4000万円)がかかる。ソウル市は来年の予算編成が終わっているので、追加補正予算に含めるか2017年の予算に含めるかは検討中だ。同市はこのほか、球が消えたように見える「蒸発現象」を引き起こす球場内部の色を変更、地下ブルペンから地上までエスカレーターを設置するなど、多額の費用がかかったり、構造的な改善が必要だったりする部分については専門家の諮問などを経て段階的に改善していくことにした。

 ソウル市はまた、交通アクセス改善の観点から地下鉄1号線・九一駅に高尺ドーム方面出口(徒歩3−4分)を新設する方針だ。狭い駐車場(現在492面)については近くの「九老機械工具商店街」や大型スーパーの有料駐車場を開放すると共に、長期的には高尺スカイドーム隣のサッカー場に600台収容可能な地下駐車場を建設する案も検討している。
(引用ここまで)

 21世紀最悪のドーム球場としてやり玉に挙げられていた高尺スカイドームがシーズン開始前にはなんとか改修を受けられそうだという話。

 ・最寄り駅からはより近い出口を設置
 ・1列31席問題は中央部分の3席を撤去
 ・ダッグアウトに屋根を設置
 ・地下ブルペンにはエスカレーターを設置
 ・極小オーロラビジョンは左右に情報パネルを追加
 ・傾斜のきつい4階席には最適化された手すりを設置

 といったところだそうです。
 収容人数は1000人ほど減るそうですが、韓国で人気球団であるサムスンライオンズですら1万3000人収容の大邱市民球場を使っているのですから、それほど問題はないんじゃないでしょうかね。

 他にも座席の前後幅が狭いとかの問題があるようですが。
 それでも、これでおおよその問題は解決できるんじゃないでしょうか。

 ただ、実際の問題は「そこじゃない」のですけどね。
 最大の問題はなんでそんなドーム球場を作ってしまったのか、というところにあるのですよ。
 それもやたらに中途半端なものを。
 これ、アレなのですよね。

「かっとなって造ってしまった。ドーム球場だったらなんでもよかった。いまは反省してる」

 ってヤツなのです。
 これで他に本格的な4万人収容クラスのドーム球場を作ろうという話が出たとしても「え、でも高尺スカイドームあるし」ってなってしまう。
 そもそもどこのフランチャイズ球場にするのかっていう問題もありますし。
 じゃあ、国際的な野球のイベントが開催できるのかっていうと、1万7000人収容の球場じゃそれも厳しい。
 なんとも使い勝手の悪い代物を作ってしまったものですね。