知識人1000人「韓国経済は未曾有の経済危機」(朝鮮日報)
【社説】「危機を迎えても危機感がない韓国」(中央日報)
 韓国の経済成長の原動力だった輸出が10カ月連続で減少、中国の激しい追撃により造船・鉄鋼・自動車といった韓国の主力産業が苦戦するという危機的状況が続いている。そうした中、元経済官僚・大学教授・政治家など知識人1000人が現在の危機を「百尺竿頭(韓国では百尺もある竿(さお)の上に立つような危険な状況という意味)」「未曾有の危機」と表現、政界・財界・労働界に認識を改めるよう求めている。

 チョ・ドングン明智大学教授や朴宰完(パク・チェワン)元企画財政部(省に相当)長官らが出席した「経済危機への積極的な対処を促す知識人の会」は27日、ソウルプレスセンターで「未曾有の経済危機への積極的な対処を促す知識人宣言」と称した記者会見を開き、国会で可決されていない経済活性化法案や韓中自由貿易協定(FTA)の国会批准同意案などの速やかな処理を要求した。 (中略)

 知識人らが韓国全体に自覚を促したのは、最近の韓国経済を取り巻く環境がそれだけ深刻だからだ。統計庁によると、昨年の韓国企業の売上は2006年以降で初のマイナス成長を記録した。13年に2257兆ウォン(約239兆4000億円)だった企業の売上は昨年2231兆ウォン(約236兆6400億円)へと約26兆ウォン(約2兆7600億円)減った(−1.2%)。企業の売上高の半分以上を占める製造業(−1.4%)はもちろん、卸売・小売業(−5.1%)、宿泊・飲食店業(−3.0%)、不動産・賃貸業(−10.2%)の売上も減少している。企業の売上減少は今年に入っても改善されていない。

 各企業のマイナス成長は、輸出不振による影響が大きい。先月の輸出額は434億7000万ドル(約5兆3340億円)で、昨年10月に比べ15.8%減少した。世界金融危機の真っ最中だった09年8月(−20.9%)以降で最大の減少幅だ。月別輸出増加率も10カ月連続のマイナスを記録した。政府はこうした状況を打開するため労働改革を急ぎ、サービス産業発展基本法案など経済活性化に関連する法案を提出したが、政界の攻防でほとんど進展していない。
(引用ここまで)

 まあ、もう無理でしょ。
 IMF管理下に置かれて、アホみたいなウォン安の中で輸出大国として成り上がったものの、それは中期の繁栄に過ぎなかったわけですよ。
 輸出を増やすことができたら次のターンに進むべきだったのに無視してきた。
 輸出品目が弱くなったら、次の輸出品目を探すだけ。
 IMF管理下に置かれてから今年で18年ほど。構造はミリほども変わっていない。

 10年以上内需を増やせって言われ続けてきたけどやらなかった。
 国内だけでビジネスをする中小企業を伸張させることができなかった。
 一部の財閥しか儲からない構造を固定してしまった。
 ここ数年、労働構造を改革しろって言われ続けてきたけどやらなかった。
 「このままだとフラグが立って、このルートで固定ですよ」ってアナウンスは延々とされてきたのに、同じ道を走り続けてしまった。
 やることといえば不動産価格の下支えがいいところ。

 あとはどこから破綻するのかってだけですよ。時間の早い遅い、場所の違いはあるでしょうが、決壊することだけは決定しているのです。
 決壊の大小もあるかな。
 グレートリセッションではそれほどの直撃を受けなかった(むしろ中国の財政発動の恩恵を受けた)のですが、結果として真綿でじわじわと首を絞められることになったわけです。
 次はどうなるのか。
 楽韓Webでは以前からそのきっかけを不動産価格の下落ではないかと提唱していますが。
 2011年にPF(プロジェクトファイナンス=建設会社向けの不動産開発貸出)が続々と破綻して貯蓄銀行が不渡りを連続して出し始めたときに「5年後くらいに振り返ったとき、この破綻が糸のほつれはじめになったと思い出すのかもしれません」って話をしていました。
 来年はその5年後です。