虚偽・不良の疑いだらけなのに……ごまかして進もうとする与党(文化日報)
国会国防委員会が25日、全体会議での交渉の過程で米国政府の重要な技術移転を拒否に絶えず不良と言葉を変えるなど乱脈ぶりを見せている。韓国型戦闘機(KF-X・ポラメ)事業について監査院の監査要求を議論したが、結論を出せずに次の全体会議へと延期された。特に国防委員会野党議員らとは異なり、与党議員のほとんどが監査院の監査要求に否定的な立場で知られているその背景に関心が集まっている。

国防委は25日、ジョン・ヅオン国防委員長名義で想定された「韓国型戦闘機(KF-X)事業と次世代戦闘機(FX)事業の推進過程に対する監査要求」を議論した。チョン委員長は、提案理由書において「国防部と防衛事業庁などが国防委の部隊意見をきちんと履行できず、技術移転に失敗した原因と、その責任の所在を明確に言う一方、コア技術移転の失敗にもかかわらず、国内業者か海外協力によってコア技術を開発することで事業の推進方式を変更して推進する経緯と、変更された事業の推進方式が妥当性のあるのかについて再検討する必要がある」と指摘した。

提案理由書はまた――
・防衛事業推進委員会が(FX競争入札)総合評価の結果の順位とは異なり、「政治的な判断によって」最初の技術移転を確保する前提で選定されたF-15Eを否決させ、F-35Aを随意契約で推進に至った経緯
・国防部所属の「FX事業TF」「ポラメ事業TF」でKF-X事業の推進に必要な技術移転の問題を適切に検討したのかどうか
・防衛事業庁がロッキードマーティン社とFX事業の折衝交易交渉をきちんと推進したのかどうかなどを監査する要求が盛り込まれている。

監査院への監査要求は国防委全体会議の議決に続いて、国会本会議を通過すれば監査への着手ができるようになる。国会の関係者は「国防委野党全議員とユ・スンミン議員が賛成の立場であるのに比べ、与党議員のほとんどは反対の立場となっている。通過は無理ではないかと予想される」とし「国防部と防衛事業庁が監査に入ると事業進行が現実的に困難になってしまうので「事業のリスク管理委員会」を作って事業の進行過程を点検しようという選択肢を与党側が対応する可能性が高い」と展望した。

一部では、監査院がFX事業関連の監査に着手する場合、大統領府の責任論が語られることが、政府と与党にとって負担となるのではないかという観測も出ている。

また防衛事業庁が昨年10月27日に朴槿恵大統領にKF-X事業の対面報告をする際にも、主要な21個の技術の移転に関しては問題がないと報告して虚偽・不良報告の議論も起きている。ジン・ソンジュン新政治民主連合議員が「大統領と対面したときに21個の技術をどのように見てたのか」と質問したところ、ジャン・ミョンジン防衛事業庁長は、「(技術移転に)問題がないと報告した」と回答した
(引用ここまで)

 KF-X事業について韓国国会において政争の具となっている……というか、野党側はけっこうまっとうに追及をしているのですね。
 「技術移転を前提にしたはずなのに、F-35A導入っていうはどうなっているんだよ!」「経緯を話せ、経緯を」っていう。
 他にも「コア技術移転を失敗したあとの国内技術や第三国からの調達で本当にいいのかチェックしろよ」っていう声もあるようですね。
 すごくまっとうな追及です。

 それに対して与党のセヌリ党と韓国軍の調達部はのらりくらりとかわして、数の論理で監査を受けさせないようにしようと。
 一応、国会で過半数をキープしているので、法律を通すことはできなくてもこうした政争で防衛をすることはできるのですね。

 KF-Xは政治的にも軍事的にもおいしい……じゃなくて、おかしな存在となっています。
 もう、完全に鬼子の扱い。
 与党側はなんとかの追及をかわそうとするし、野党側はKF-Xでざくざくと与党を切り刻める。
 まあ、KF-Xにかぎらず軍調達品のすべてで同じことができそうな気もしますけどね。

図解 戦闘機の戦い方
毒島刀也
遊タイム出版
2014-10-03