「韓国、KF−X技術項目を詳細に公開」…米国が不満(中央日報)
韓国型戦闘機(KF−X)体系開発事業に必要な21件の技術移転に関連し、米国側は韓国政府が米側に要求する技術項目をあまりにも詳細に公開していると不満を表したことが分かった。

韓国の聯合ニュースは7日、政府消息筋を引用し、「米側は先週の防衛事業庁交渉団との交渉だけでなく、その間も何度か韓国政府に対して不快感を表出したようだ」とし「韓国政府が必要とする技術項目をあまりにも詳細に公開していることに不満を抱いている」と報じた。

これに先立ちパク・シンギュ防衛事業庁事業管理本部長と外交部当局者、航空技術専門家などで構成された交渉団は先週、米ワシントンでロッキードマーチンと米政府の関係者とKF−Xの21件の技術項目支援について交渉し、帰国した。

米側は今回の交渉で韓国が提示した21件の技術項目に関するリストを受け、一部の項目については前向きな反応を見せながら、検討期間が終わればまた協議する機会を準備しようという意見を述べたと伝えられた。
(引用ここまで・太字引用者)

 要約すると……

「なんでもかんでもマスコミにリークしてんじゃねえよ!」

 ってとこですかね。技術移転してほしいんだったらちったぁ黙っておけという感じですか。

 でもって太字部分は「まあ渡せる技術もあるけど、渡せない技術もあるから。ちょっと調べてからまた協議しましょうか」という棚上げ宣言。
 韓国としては即座に技術移転、少なくとも移転できる技術がどれなのかの確約がほしいところなのでしょう。
 遅延すればするほどまだまだF-4/F-5が主力となっている韓国空軍の戦力空白が長期化するのは間違いないところなので。

 逆にアメリカ側としたらそれこそが狙い目で、KF-Xなんて計画は遅れれば遅れるほど利益がある。
 空白期間ができたら中古のF-16あたりだって売りつけるなり、レンタルさせることができますからね。

 韓国側としてはそれがそのまま急ぐ理由でもあるのですが、どうみても主導権はアメリカにある……というか、アメリカにしかない。
 「技術移転ができないなら違約金を渡せ! 少なくともどれが渡せない技術なのか教えてくれ」って言いたいところでしょうが、アメリカ側は「いや、渡さないとは言っていないよ。渡せるものもあるし、渡せるかどうか分からないものもある。ちょっと検討してみないと。ところでおいしいお茶があるんだけど、飲んでいかないかい? いらない? じゃあ、次の協議の機会にでも」くらいの余裕があるわけですよ。

 自国で技術を確立できない、ということはこういうことなのですねぇ……。
 日本でもFSX(F-2)でもエンジン技術が確立できていなかったから、さんざん嫌がらせをやられて共同開発をせざるをえなかったように。
 足元を見られまくって主導権を奪われる。
 そもそもなんでそこまで技術移転に頼らなきゃいけないような状況なのに、(少なくとも表向きは)自主開発なんてしようと思い立ったのやら……。