米国務省報道官 韓国戦闘機への21項目の技術移転承認(聯合ニュース)
米国、KFXへの技術移転21項目を承認(ハンギョレ)
 米国政府が韓国型戦闘機開発(KFX)ポラメ(鷹)事業に関連し“大枠”で21項目の技術移転を承認したと政府が9日明らかにした。 しかし細部技術項目については韓米間の追加協議が必要だとして、当初韓国が要求した技術がすべて移転されるかは依然不透明だ。

 キム・ミンソク国防部スポークスマンはこの日のブリーフィングで「韓国政府代表団が2日から3日間の日程で米国を訪問し協議した結果、米国から大枠で21項目に対して技術移転を受けることになった」として「政府は今回の訪問結果を反映して韓国型戦闘機開発事業の着手手続きを進める予定」と明らかにした。 当初、政府は韓国型戦闘機開発事業を推進し計25項目の技術移転を米国の軍需企業ロッキード マーティンに要求した。 しかし米国政府は4月、AESAレーダなど4項目に対する輸出承認(EL)を拒否した。飛行制御技術など残りの21項目と関連しても、先月米国政府が「具体的な技術資料をさらに提出するよう」要求した事実が知らされ、「これらの技術も移転が受けられなくなるのではないか」という悲観的展望が提起された。 (中略)

 しかし韓国が要求した技術がすべて移転されるかは依然不透明だ。 韓国が技術移転を要求した21項目は、それぞれ数十から数百に及ぶ細部項目により構成されているが、米国政府はこれら細部項目のうち一部については輸出承認をしなかった。防衛事業庁関係者は「我々が要求した技術の細部項目の中に輸出承認が出ないものもある」と話した。

 政府は事業を推進する中で追加協議を通じて今回脱落した細部技術の移転が可能になるだろうと楽観した。 防衛事業庁関係者は「高等訓練機のT-50の開発時にも輸出承認内容が11回も変更された事例がある」として、「開発事業を推進する中で必要な細部技術を追加要請することができる」と話した。 戦闘機の開発過程で何が必要な技術なのかがさらに具体化されれば、その時に技術移転を追加で要求でき、これに伴い米国政府の輸出承認が変更されることがありうるという主張だ。

 しかし、政府は今回米国が一部細部技術の輸出承認をしさなかった理由や背景についても正確に把握できずにいることが分かった。 防衛事業庁関係者は「米国政府は輸出承認をしなかった理由について我々に説明しなかった」と話した。 防衛事業庁は技術を提供するロッキード マーティンを通じて米国政府がこれらの細部技術の輸出承認を拒否した背景を問い合わせる計画だという。
(引用ここまで)

米国務省は9日(米東部時間)までに、韓国国産戦闘機(KFX)開発事業に対する21項目の技術移転を承認した。同省政治軍事局報道官が同日、明らかにした。

 同報道官は聯合ニュースが求めた論評に対し「韓国政府と米ロッキード・マーチンはこの事業を進展させるのに必要な承認を得た」と伝えた。

 これにより、同事業に関する技術移転の問題は山場を越えたもようだ。

 だが、最大の懸案だった中核技術4項目の移転承認は行われなかったとされる。
(引用ここまで)

 21項目の技術移転も拒否されてしまうかも知れないという危惧があり、外交通商部の高官までが渡米
 一応、最初に拒否されていた4項目のほうも交渉していたのですね。4度目のチャレンジも成功ならず、だったようですが(笑)。
 その結果、どうにか「大枠」で合意ができたという発表がありました、と。

 ただし、あくまでも「大枠」なので21項目の細部でも移転ができたりできなかったりするものがある、というのは共通認識のようですね。
 んで、それに対して 韓国政府は「途中途中で交渉していけば大丈夫でしょ、T-50のときもそうだったし」っていう認識。
 ハンギョレは「そううまくいかないんじゃないの?」って懐疑的な視点。

 T-50はアメリカ側で競合する超音速練習機がなかったからすいすいと出してもらえたっていう側面をなぜか完全無視。
 そもそもが超音速練習機自体がニッチな存在であって、F/A-50という軽攻撃/軽戦闘機にしたところでニッチにしか市場がないものでした。ちょうどフィリピンへの納入はそのニッチな要求があったところですよね。

 その一方でKF-Xは実現するかどうかはともかく、要求スペック的にはプアマンズF-35みたいなものになっているのですよね。実現するかどうかはともかく。
 そんなものをアメリカが実現させようとするわけないと思うのですが。

図解 戦闘機の戦い方
毒島刀也
遊タイム出版
2014-10-03