セウォル号事故翌日に潜水士500人投入は嘘だった(ハンギョレ)
 セウォル号特調委は今月14日から3日間の日程で聴聞会を開き、初期対応の適切性と救助の失敗の原因などを集中的に取り上げた。 16日に開かれ聴聞会では、事故翌日、大統領府とイ・ジュヨン元海洋水産部長官が、実際の調査や救助に投入された人員が8人だったという事実を知りながら、キム・ソクギュン元海洋警察庁長が行方不明者の家族に「潜水士約500人が投入された」と水増しした情報を発表したことを訂正せず、黙認したという事実が確認された。イ・ホジュン特調委員が公開した録音記録によると、海洋警察は昨年4月17日午前7時8分と51分に行われた大統領府との2回の通話で「海上警察潜水スタッフが8人投入された」と報告しており、この内容は海洋水産部の状況室にも伝えられた。この日、証人として出席したイ元長官はこれについて報告を受けたと認めた。ところが、キム元庁長は、朴槿恵(パク・クネ)大統領が当日の午後、珍島(チンド)体育館を訪問し、行方不明者の家族に会った際、「潜水士が500人投入された」と話したが、同席していたイ元長官もこれを訂正しなかった。イ元長官は救助スタッフの規模を水増ししたことについて、「間違ったことであり、最終的な責任は私にある」と述べた。

 キム元庁長など聴聞会に証人として出席した海洋警察の主要指揮部のほとんどは、「覚えていない」と言い張ったり、「慌てたあまり正しく対処できなかった」、「救助について最も大きな責任がある人は船長だ」という趣旨の発言を繰り返した。真相究明より、政府関係者の無能と無責任を再確認するのにとどまったのだ。
(引用ここまで)

 大きな数字を言っておけばいいだろうくらいの認識は常に韓国社会にあるのですよ。
 大言壮語しておけば勝ち、みたいなものが。
 一般的には声闘(ソント)として知られていますが、根拠がなくても言い負かせることができれば勝ちなのですよね。む、一般的には知られていないか。

 たとえば「ポロロをディズニーが1兆円で買収しようとしてきた」なんてその典型。
 ノ・ムヒョンの「大統領戦の相手が6%成長を公約していたので、腹立ち紛れに7%にしてやった」なんてのもそれですかね。
 数字に限らず、なのですが。
 とりあえず大きなことを言っておけという傾向は間違いなくあります。

 実態が8人だろうと3人だろうと「100人規模の捜索隊を組んでいます!」って言う。なんだったら「500人規模で投入しています!」っていう。
 でもま、そういう言葉を韓国人が求めているという部分もあるのですよ。
 「すいません、8人しか潜水夫が集められていません」って言われるよりも「安心してください、500人の潜水夫を投入してますよ」っていう言葉を求めるものなのです。
 実態はどうあれ。
 その言葉で「自分たちは大事にされている」という気持ちになりたいのですね。

 両方の気持ちがあわさっているからこそ、そういう事態がいつまで経っても終わらないのです。
 終わることを求めていないというべきかな。 以前書いた、「韓国人は正直だ」という話にも連なるお話でしたね。
 ま、客観的に見れば嘘つきなんですが。