韓国主力産業に赤信号、経営指標が米中日下回る(朝鮮日報)
 韓国経済研究院は17日、電機・電子、自動車、化学、海運など韓国の主力産業の売上高伸び率が米中日にいずれも劣り、営業利益率も日本、米国を下回っていると指摘した。韓国主力産業の成長性、収益性が米国、中国、日本に比べ全面的に劣っているとの分析だ。

 電機・電子業は、2010年には韓国の売上高増加率(25.6%)が4カ国で最も高かったが、昨年は4.1%で、米国(5.9%)、日本(6.7%)、中国(9.8%)をいずれも下回った。サムスン電子の売上高だけを見ても、2013年の229兆ウォン(約23兆7000億円)から昨年は206兆ウォン(約21兆3000億円)へと激減した。今年は200兆ウォンを下回る可能性が指摘されている。ライバルの米アップルが7−9月期に過去最高の売上高と営業利益を計上したのと対照的だ。

 自動車の場合、韓国企業は昨年の売上高が4カ国で唯一減少した。営業利益率も日本と米国を2−5ポイント下回った。原因としては、韓国製品の原価に占める固定費用の割合が高いためという分析が有力だ。

 延世大のシン・ヒョンハン教授(経営学)は「世界的な供給過剰で製品価格が下落する中、韓国企業はほとんど固定された賃金などの割合が高く、競争で押されている。競争力を回復するためにはそうした構造を改善しなければならない」と指摘した。
(引用ここまで)

 それでなくとも中国からは技術力で追随されて、日本からは価格で勝負を迫られている。
 以前から「円安に転じたら対応できる猶予は2年ほど」って言われていたのが、現実になっってしまったのですね。
 最初の1年は「円安になったのに競争力はそのままだ! これまでの韓国経済とは違う。もう根本的な競争力がついたからだ!」って延々と騒いでいましたっけ……。
 で、日本企業は着々と黒字体質に変換していた間、安眠をむさぼっていたのですね。

 二大巨頭のサムスン電子、ヒュンダイ自動車ですら危機感を覚えている状況で、延々と「赤字だろうと賃金は上げろ。上げなきゃストだ」ってやり続けてきた結果がこれですよ。
 21世紀になってちょっとしたくらいまでは高成長率を誇っていたので、それをやってもなんとかできてきたのでしょうが。
 もはや、韓国の経済構造はそんなことを許容できない状況にまで追い詰められている。

 責任の一端は労働者にあると思うのですけどね。
 とんでもない高賃金を望んで、それを技術力や生産性向上ではなく企業に対する実力行使だけで勝ち取ってきた。
 中国工場の労働者から見たら生産性が1/10とかになっている始末。
 その望んだ姿こそが現状なのです。

 「うちらが恵まれなければ企業なんて壊れろ!」って勢いでやってきた結果、本当に企業が壊れる寸前まできているのですよ。
 「おめでとう、それこそが君の望んだ姿なのだろう?」 くらいのことしか言えませんわな。

すごい製造業 日本型競争力は不滅
中沢孝夫
朝日新聞出版
2013-12-20